大相撲名古屋場所12日目の24日、元NHKアナウンサーで大相撲中継のエースとして活躍した藤井康生氏が自身のYouTubeチャンネル「藤井康生のうっちゃり大相撲」で動画をライブ配信。幕内の取組に合わせる形で、大相撲トークを展開した。

 結びの一番では新横綱大の里(25=二所ノ関)が幕内一山本(31=放駒)と対戦した。最初の相撲では大の里がまともに引いて一方的に押し出され、行司軍配は一山本。ここで審判から物言いがついた。

 すると、審判団の協議中に、会場のIGアリーナの館内で取り直しを求める観客から手拍子が発生。藤井氏は「手拍子ですか。こういう余計なことはやめてほしいですね。なんでこういうことを相撲場でやるんですかね。ちょっとね、この手拍子は聞いていられないですね。ダメですよ。ここは競技が違いますもんね。〝もう一丁、もう一丁〟という気持ちは分かりますけど」と苦言を呈した。

 審判は協議の末に大の里の体が飛ぶのと一山本が落ちるのが同時と判定。大の里は取り直しの相撲でも再び引いて押し込まれたが、土俵際で残して逆襲して最後は押し出し。3敗を死守し、優勝戦線に踏みとどまった。

 藤井氏は「大の里はちょっと、どこか悪いのかなという相撲。踏み込んでないですもんね。完全に受けてますから。あと3日間、簡単ではないですね」と横綱の状態を心配していた。