フジテレビの検証番組「検証 フジテレビ問題 反省と再生・改革」の放送から一夜明けた7日、フジ局内では元トップの振る舞いが疑問視されている。港浩一前社長(72)が〝港会〟を巡って追及された際、苦笑いしたからだ。
港氏は元タレントの中居正広氏の一連の問題が発生した2023年6月当時、社長だった。その時適切に対応できず、今年1月に引責辞任した。
フジの第三者委員会は3月の調査報告書で、フジではタレントや芸能事務所との関係を良好にするため、女性アナや女性社員が接待要員として動員されていたことをあぶり出し、これは人権侵害のリスクを助長していたと指摘した。他にも、港氏がバラエティー番組担当の役員だった10年ごろ、ルックスの整った若手女性社員らを集めた〝チーム〟が結成されたことも報告した。
検証番組では、港氏が高級飲食店にチームのメンバーを集め、労をねぎらった港会の実態が紹介された。そのメンバーだった女性は、チームの存在を「あまり口外するな」と言われていたと証言し、「異常な会だと思う」と振り返った。
港氏はこれについて追及され、チームの存在の〝口外禁止令〟について「冗談なんですけどね」と釈明。チームになぜ、男性社員がいなかったのかには「女性だけの方が話しやすいというか、女子トークというか。仲良くなれるということですね。今の時代だと許されない会合なんだろうと思っています」と苦しい説明に終始した。
チームのメンバーが接待要員だったことには「そういうつもりはないですし、『秘密裏に』とか恐ろしそうな意味はない」と苦笑い。フジ局内ではここが疑問視された。
フジ社員の話。
「女性アナや女性社員に対する接待要員扱いは人権侵害のリスクがあり、検証番組では『不適切会食』と評されました。その会の一つを主催していた港氏が追及された場面で苦笑いしたのには『がく然とした』と社内で話題になったんです。自身が追及されているのに、苦笑いを見せるのはどうなのかと。『問題の深刻さを認識しているのか』『こんな感覚だから一連の問題に適切に対応できなかった』などといった声が上がりました」
フジ社員たちは元トップの姿勢にまたも失望したようだ。












