放送作家を引退した鈴木おさむ氏が14日、関西テレビ「ドっとコネクト」に出演。親交の深い元横綱・白鵬翔氏の相撲協会退職のニュースにコメントした。

 鈴木氏は白鵬氏と3月末ごろに電話した際、退職への気持ちが強いことを知らされたといい「非常に残念な思いと、寂しい思い」と唇をかんだ。

 白鵬氏からは「弟子をかわいがって」とお願いされていたそうで、「飲みにも行ったりとか、いいやつらなんですよ、すごい。それもあった分、彼らはいつか戻れると思って一緒にいるわけじゃないですか。だって白鵬の弟子なんだから。白鵬さんがスカウトして、僕はスカウトするところから見てるし。親がいなくなっちゃうわけですから、それで残る弟子の気持ちもまず思った」と回想。

 続いて「そう決断しなきゃいけなくなるまで追い込まれた白鵬と、その状況を作ったんですよね。相撲協会も含めてですけど。そこが非常にかわいそうだし。過去歴代、千代の富士は(相撲協会に)いましたけど理事長になれなかったりとか、貴乃花も辞めたじゃないですか。大スター横綱が本当にこう…という感じだなと思っちゃいます」と感想を語った。

 MCの石井亮次アナが「追い込まれたのは白鵬自身に問題があるという声もある」と指摘すると、鈴木氏は「たしかに現役時代にスタンドプレーというか、いろんな行為が注意されたじゃないですか。ただ、彼は本当に相撲が好きで、相撲を愛してるっていうのもあったんですけど、あと勝ちにこだわる。そこが〝横綱の品格〟という問題でたたかれた部分が大変あります」と見解を示した。

 また鈴木氏は、白鵬氏の横綱時代には協会は言いたいことも言えなかったのではないかとし、「でも、相撲のすごいなと思うところは、やめて親方になると例えば元十両からなった人でも、横綱からなった人でもみんなフラットになるんですよ。シンプルちゃあシンプルなんですけど。選挙の時もみんな同じ1票だし。そうなってくると、そこが嫉妬してる人もいるだろうし、現役時代に良かれと思ってやってたけど、困った人もいっぱいいるわけですよ。そういう思いがブーメランのように返って来ることもあるのかなと正直僕は思いますけどね」と私見を述べた。
 
 元横綱・照ノ富士である伊勢ケ浜親方との不仲も一因と噂される。双方とも噂を否定しているが、鈴木氏は「本人は絶対それを言うし、お互い言うと思うんですけど、普通で考えたら、采配する方が、監督側が『気を遣えよ』と思うんですよ」とキッパリ。

「両方とも横綱で、でも(白鵬氏が)先輩で、その中で照ノ富士の下につかなきゃいけないって。でもじゃあ他の部屋に移ることも含めて、やりようはあるじゃないですか。そこも含めて、気を遣えよっていうのと。これを言わざるを得ないって言ったらアレですけど、弟子は伊勢ケ浜に残るわけですよ。だから絶対に荒波立てないで出るしかないし、お互い自分たちの弟子のことを考えたらそう言うしかないし、そんなことに気を遣ってやれよ、っていう」と釈然としない様子だった。

 白鵬氏は会見で退職理由について「(伊勢ケ浜部屋)預かりになって4月1日付けで丸1年たった。宮城野部屋の再開がいつと明言されず、延ばす形になったのが大きい」としたが、鈴木氏は「心が折れたのは本当だと思います。『〇月まで』『〇月まで』って言って、それを期待していたけど、今度も『あと〇か月』と言うけど『本当かよ』となるわけですよね。その中で自分の相撲への愛を消したくないから、結果こうなっちゃったのかなと思うんですけど」と推察していた。