【女子ボートレーサー・インタビュー 樫葉新心(かしば・にこ、20=徳島)前編】
――父は樫葉次郎、母は岩崎芳美。ボートレーサーを目指したきっかけは両親の影響
樫葉 そうですね。小さい頃はレースを見たことがなくて全然興味なかったんですけど、中学生の時に母がクイーンズクライマックスに出場しているレースをしっかり見て、かっこいいなと思って。そこから目指すようになりました。
――養成所の試験を受ける決意を伝えた時の両親の反応は
樫葉 母はずっと「楽しいからボートレーサーになり」って勧めてくれていたんですが、父は「公務員になれ」って言ってたんですよ。それでも「試験を受けようと思う」と言った時は父もトレーニングに付き合ってくれるようになりました。体幹トレーニングとか、体重が足りていなかったので筋トレしたり走ったりしてました。家族みんなでサポートしてくれましたね。
――学生時代の部活は
樫葉 高校の時はボート部でした。ボートレーサーになることを意識していたわけではなくて、珍しいし楽しそうという理由で入りました。体幹とかは鍛えられたので多少は役に立ってるかな。でも、運動できなくてもレースが上手な人はたくさんいるので運動経験はあまり関係ないのかなと思います。
――ボートレーサー養成所での生活は
樫葉 厳しかったですね。今、思えば楽しいこともあったんですが、一日一日が〝早いけど、長い〟みたいな。ただ、同期みんなが優しかったので、そこまで苦しくはなかったです。
――2023年11月にデビューしてから1年6か月。現在の心境は
樫葉 思ったより厳しいというか、1年半たったのに全然レースできていないし想像していたよりうまくいかない。難しさを痛感しています。
――今年4月9日、地元の鳴門で3コースからまくってデビュー初勝利
樫葉 その節から初めてスローの3コースに入りました。練習もしてなかったんですけど「ここでどうしても1着を取りたい」という気持ちが強くて、朝からめっちゃ緊張してました。仕上がりも今までで一番乗りやすかったのが良かったのかなと思います。
――初勝利の感想は
樫葉 走ってる間は緊張しまくって「お願いやけん、抜かないで」と思って走ってました。ピットに上がってきてから、みんなが拍手で迎えてくれて実感して、うれしかったです。1着取ったらこんな気持ちなんやと…。特別な感じがしました。
――水神祭も行われた
樫葉 楽しかったです。好きな先輩がいっぱい飛んでくれたし、同期もいたのでうれしかったです。もう1回したいけど、次は優勝した時かな(笑い)。













