ボートレースとこなめのGⅡ「第10回レディースオールスター」(優勝賞金500万円)は18日、12Rで優勝戦が行われた。枠なり3対3で始まったレースはコンマ09のスタートを決め、イン先マイに成功した浜田亜理沙(37=埼玉)が激しい2着争いを尻目に独走でゴール。通算12回目の優勝をGⅡ初Vで飾り、ファン投票1位の人気と声援に見事に応えた。

 スリットでは細川裕子が遅れ、浜田、関野文、井上遥妃がコンマ09のトップスタート。そこからやや伸びたのは関野と井上だったが、関野のまくりは力なく流れ、井上のまくり差しは川井萌に前をカットされて圏外へ。優勝未経験の両者は体が硬くなったか、攻めが遅れたのは否めない。それでも優出までの航跡は立派だった。初Vのチャンスはすぐ巡ってくるはずだ。

 6コースから最内を差して追い上げ、二転三転する2着争いを制したのは遠藤エミ。さすがの高速コーナー戦で格の違いを見せつけ、今年も女子の賞金レースを引っ張る存在になると、誰もが認めたことだろう。

 そして、遠藤のはるか前方を独り旅でVゴールに駆け込んだのが浜田だ。「年末の景色がすごく良かったので、それをもう一度味わえてうれしい」。一昨年12月の多摩川PGⅠ「クイーンズクライマックス」優勝の感激を再現してみせた。

 加えて今回はファン投票1位に応えてのV。「ホッとしています。これが一番の恩返しだと思うので」と、表彰式の壇上で晴れがましく語った。今期すでにF持ちの上に、優勝戦で2本目のFを切ると事故点50点が加わる。コンマ09のスタートは、並の度胸では決められない。

「スタートはできる限り行こうと…。これが私の限界です」

 十分過ぎる飛び出しもそうだが、待機行動中はスタンドを見つめながら「みなさんの顔が見えて人が多いなと」と考えるなど冷静でもあった。ビッグレースを勝つ条件を兼ね備えた浜田が今年も「クイーンズクライマックス」出場へ向け、力強く一歩を踏み出した。