大相撲夏場所6日目の16日、元横綱の照ノ富士親方(33)が東京・両国国技館で行われたトークイベントに参加した。

 1月の初場所で現役を引退した照ノ富士親方は、伊勢ヶ浜部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたっている。現在の暮らしについて「(現役時代は)朝稽古をしていたのが、稽古終わりに行って指導するのに変わったぐらい。それ以外は何も変わっていない」と説明した。

 同部屋には37名の力士が所属しているが、その中でも若手有望株の幕内熱海富士(22)を気にかけているようだ。

 照ノ富士親方は「熱海富士を教えるのに一番苦労する。わかっているようでわかってない。今日の朝もそうだけど『なんのためにここで上手を取ろうとしたの?』と聞いても『すみません…』で終わっちゃう。たとえば、それに対して『上手を取れば自分の相撲ができる』とかそういった答えならわかるけど。こっちは答えがほしい。(指導の意図を)理解をしてほしい」と厳しい口調で語った。

 ただ、それも大きな期待の裏返しだ。照ノ富士親方は「本当にそこを変えるだけで、かなり変わると思う」と指摘した。

 また、司会を務めた熊ヶ谷親方(元幕内玉飛鳥)から、今後の目標を問われると「もちろん大関、横綱を育てることが今の一番の夢」と力強く語った。