波乱の展開だ。大相撲夏場所3日目(13日、東京・両国国技館)、横綱豊昇龍(25=立浪)が幕内王鵬(大嶽)にはたき込まれて初黒星を喫した。

 横綱デビューとなった春場所は右ヒジのケガで、10日目から途中休場。新横綱では昭和以降で最多に並ぶ3個の金星を配給した。2日目に幕内若元春(荒汐)を下した後には「先場所? 終わったことなので。もう忘れた。明日のことに切り替えて頑張る」と語っていた。

支度部屋で神妙な表情の豊昇龍
支度部屋で神妙な表情の豊昇龍

 だがこの日、同学年の王鵬に金星を許した。取組後に豊昇龍は唇をかみしめながら花道を引き上げた。支度部屋では今場所初めて取材に応じなかった。

 また、大関琴桜(27=佐渡ヶ嶽)も小結若隆景(荒汐)に寄り切られ、2敗目(1勝)を喫した。取組後の支度部屋では、うつむきながら「切り替える。変わらずにやるだけ」と声を絞りだしていた。