ミュージシャンのGACKTが8日、X(旧ツイッター)を更新。大阪・関西万博で話題となっているエスカレーターの“片側空け問題”に言及した。

 日本では先を急ぐ人のために片側を空ける習慣が定着しているが、最近になって安全のため、立ち止まって2列での利用が呼びかけられるようになった。

 大阪・関西万博では高さが最大20メートルのエスカレーターがあり、こうした呼びかけもあってか、歩いて上り下りする人はほぼ見られず、2列になって利用。“片側空け”は万博を機に消滅するのでは…という指摘もある。

 この問題にGACKTは「以前から危ないと思っていたエスカレーターの乗り方がやっと見直されたかという感じ。エスカレーターで片側を空けるってのは、一見親切のように見えるが、エスカレーターの段差はかなり高く、角も尖っている」と指摘。

 さらに「止まっているエスカレーターを歩いた経験がある人ならとてもじゃないが、階段のようにスムーズに登り降りできるものじゃないと分かるはず。しかも、横幅が狭い上に斜度もかなり急だ」と自身が経験したそのリスクを解説し「片側を登り降りしている人が足を踏み外したら、普通に並んで立っている人たちは積み木倒し。大惨事につながる」と警鐘を鳴らした。

 続けて「急いでいる人たちのために空けていたんだろうが、そもそも急いでいるなら階段を使えって話。事故を起こしては何の意味もないし、むしろ巻き込まれる人たちは迷惑でしかない」と持論を展開。

 また「海外でエスカレーターを登り降りしてる人はほぼいないし、片側を空ける必要もなければ効率も良い。横並びに並んだ方が混雑時には時間の短縮になる」と海外の例をあげた上で「冷静に考えれば急いでいる人がエスカレーターを歩いて使うのはリスクが高い上に、短縮できる時間はほんの数秒程度のこと。そのために混雑を引き起こす原因を作るのは全く効率的じゃない。このおかしな習慣が早くなくなってほしい一人として大いに声を上げたい」と訴えている。

 日本で“片側空け”が生まれたのは1967年ごろ。当時の阪急電鉄が呼びかけたのがきっかけとされ、1970年の大阪万博で全国的な習慣となった。