ボクシングのWBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(29=米国)が世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(=大橋)に警告したと専門誌「RING」が報じた。

 井上は5月4日(日本時間5日)に米ラスベガスでWBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)と激突し、秋にWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と日本で戦う予定。さらに年末にはフェザー級に上げ、サウジアラビアでWBA同級王者のニック・ボール(英国)と対戦するプランも浮上している。

 そんな中、同誌によるとローチは「ProBoxTV」で井上について「彼(井上)はそうしない方がいい」と答えたとし、自身の主戦場であるスーパーフェザー級昇級についても「そうしない方がいい」と否定的な見解を示したという。具体的な理由には言及していないが、おそらく小柄な王者の体格差を懸念した発言とみられている。

 井上は、パウンド・フォー・パウンド(PFP、階級差のない最強ランキング)で1位にもなった世界的なスター選手。同誌は「井上戦が実現すれば一世代にわたる富がもたらされる」「井上のような将来の殿堂入り選手を倒せば人気という面では別次元の地位を獲得するだろう」とのメリットを指摘していたが、スーパーフェザー級王者は興味がないようだ。

 その上でローチは「彼に失礼な言い方ではない。彼は現代でもっとも才能あるファイターだ。実は私のお気に入りでもある。もし(井上戦が)実現したら、それは大きな『もし』だが、彼をぶっ飛ばして見せる」と語っていた。