ボートレース福岡のGⅠ「福岡チャンピオンカップ開設72周年記念競走」は17日、準優勝戦が行われた。

 篠崎元志(39=福岡)は今節、ここまで順風満帆とはいえない航跡だった。実績乏しい15号機を手にして初戦から早々に大整備に着手。その甲斐もあり日に日にパワーアップ。地の利を知り尽くす巧ハンドルと、熱い気持ちが加わり予選を3位で通過。白いカポックで登場した準優10Rは「スタートだけ後手に回らないように」とコンマ12の好スタートから優出一番乗りに成功した。

「前検はまずいと思ったけど、今節から部品交換がオッケーになったので上の部品は全部替えてもらった。それが当たってくれて格段に良くなっている。足は悪いところがないし、バランスが取れて中堅上位。回転もだんだん安定しだした」と大一番に向けて臨戦態勢を整える。

 スタートに関しても「今節は行く気で行っている。しっかり責任あるスタートはしないといけないけど、集中していきます」と気持ちを込める。

 2012年に住之江グランプリシリーズでSG初Vを飾ると2015年の蒲郡メモリアルでは峰竜太との激戦を制して2つ目のSGタイトル制覇。SG2V、GⅠ7Vを数えながらどうしても届かなかったのが、この福岡チャンピオンカップの称号だ。

 特に第62回大会ではファイナル1枠を手にしながら悔しい2着。またしても手が届かなかった。「そろそろ勝たせてください、今まで何度チャンスがあったことか…。明日は一走、集中して思い切り行くだけ。とにかく取りに行きます」ときっぱり。喉から手が出るほど欲しい地元のビッグタイトルの称号を全身全霊でつかみ取る。