吉本興業のベテランコンビ「はりけ~んず」(前田登=54、新井義幸=54)が19日、結成16年以上のコンビで争う漫才の賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~2025」の「ノックアウトステージ16→8」に出場する。長年、M―1グランプリの準決勝など多くの賞レースでMCを担当。多くの芸人が賞レースに挑む姿を見守ってきた2人が出場者として臨んでいる今大会への意気込みを熱く語った。
2人は長年、M―1やR―1グランプリなど多くの賞レースで予選や準決勝のMCを務めてきた。前田は「M―1準決勝のMCは第2回の2002年から。敗者復活戦もそう。R―1も1年目から準決勝、最近ではTHE Wも1年目から準決勝のMCをやってます」と明かす。
賞レースの現場は誰よりも見てきた。新井は「近くで見てますが、僕たちだけ緊張してない。MCの時は(舞台)袖にいる時からマイクを持ってるけど、自分らが出場する『THE SECOND』では手にマイクがないんで、袖でソワソワしてますね」と苦笑した。
コンビ結成は1990年8月で結成35年は、「THE SECOND」の32組に残った中で2番目に長い。結成年最長コンビは結成53年のザ・ぼんち。前田は「ぼんちさんが出てなかったら僕らが〝最長芸歴〟ってイジれるのに、ぼんちさんがいるから印象が薄くなる」。
これまで賞レースでMCを務めてきただけに多くの芸人から慕われるが、今回の「THE SECOND」でベスト16に残ったコンビで仲がいいのはマシンガンズだという。前田は「滝沢秀一が昔から慕ってくれてて。だからマシンガンズとは当たりたくない。最後の決勝戦に対戦するならいいけど。でも一番おもろいのは、僕らとぼんちさんが決勝で当たることちゃいます? 70代と50代のおっさん4人がクタクタの状態で」。新井も「4人とも(午後)9時になったらオフになるんでね」と笑った。
ザ・ぼんちが活躍した漫才ブームのころは、まだ子どもだった。前田は「グッズ持ってましたもん。ただ本人には言えないけど、ホントは紳助・竜介さんの下駄が売り切れてて、ぼんちさんのが余ってた」。新井も「僕はレコード。『恋のぼんちシート』を買いましたよ」と明かした。
2人がコンビを組んだきっかけは、前田が新井を誘ったことだった。前田は「大阪で芸人を始めたんですが、その時に組んでたコンビを解散して東京に出てきて、バイト先で知り合って声をかけたんです」。
新井は当時、役者を目指していたが、前田に誘われて漫才師になることを決意。「芸人になるつもりはなかったけど、そこまで迷いはなかったですね。やってみようと」
当時の東京吉本は今と全く違う。養成所のNSC東京校が95年に設立される前で、所属芸人もほとんどいなかった。
前田は「1LDKくらいのマンションが東京支社。月に1回、近くのライブハウスでライブをやってました。当時のメンバーは極楽とんぼ、山崎邦正(現・月亭方正)さん。だいぶ後にココリコが来た」。新井は「僕らがいつもトップでネタをやって、その後に音響と照明をやってました」。
今回の「THE SECOND」で優勝しても、賞レースの予選のMCは続ける。新井は「求められればね、やりますよ」。前田も「呼ばれる限りは準決勝のMCも、『なんでも鑑定団』の前説もずっとやります」と宣言した。
テレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」の前説は番組が始まった94年から続けている。司会でタレントの今田耕司からは「離さへん!」と前説を辞めさせないと言われているという。
☆はりけ~んず まえだ・のぼる(ボケ担当)。1970年6月4日生まれ、大阪府出身。あらい・よしゆき(ツッコミ担当)。71年1月7日生まれ、京都府出身。2011年に「THE MANZAI」認定漫才師50組に選出される。「THE SECOND 2025」で32組に選出され、開幕戦でタナからイケダに勝利。19日の「ノックアウトステージ16→8」ではヘンダーソンと対戦する。












