2代目が貫く〝流儀〟とは? 大相撲春場所12日目(20日、大阪府立体育会館)、大関カド番の琴桜(27=佐渡ヶ嶽)が関脇大栄翔(31=追手風)を寄り切って7勝目(5敗)。大関残留まであと1勝にこぎつけた取組後は「しっかり集中して取れたと思います」とうなずいた。綱取りに挑んだ初場所は5勝10敗。今場所も終盤まで苦しい土俵が続いている。
本場所中は酒を口にせず、負けた取組後は部屋の土俵で四股を踏むなどストイックな姿勢を貫く。父で師匠の佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「少し真面目すぎるのかな。四股を踏むことも大事だけど、たまには酒でも飲みに行って気分転換をしてみては…」と歯がゆさを口にする。先場所中も師匠から「行くか?」と誘うと、琴桜は「一人でいたいです」。佐渡ヶ嶽親方は「酒を飲むことで緊張がほぐれる時もある。毎日飲めと言ってるわけではないんですが」と苦笑いを浮かべた。
大関昇進後にしこ名を「琴ノ若」から祖父で元横綱の「琴桜」へと改めた。今場所で万一、大関から陥落しても名は戻さないという。佐渡ヶ嶽親方は「そのままでいいと思う。一度名前を譲り受けた以上、その名前を守っていくのが一番」。名の価値を守るためにも、ここで関脇に転落するわけにはいかない。師匠は「これも一つの試練。乗り越えた時、もっともっと強い力士になる」とハッパをかけた。












