アイドルグループ「SKE48」の菅原茉椰(25)がラストシングルに燃えている。8月末での卒業が決まっている菅原にとって34枚目シングル「Tick tack zack」(3月12日発売)が選抜メンバーとして活動する最後の機会。「全力を尽くします」と完全燃焼するつもりだ。

 新曲は恋の駆け引きを歌った恋愛ソング。サビの部分で「Tick tack zack」というフレーズが何度も繰り返される中毒性の高いダンスナンバーだ。「SKE48はこれまで明るさ、パワフル、元気、全力を求められた振り付けが多かったんですけど、今回のシングルは首だけを動かすアイソレーションといった技術面も求められる楽曲。ミュージックビデオもかっこいいし、メンバー個人のシーンもあるので注目してほしいです」と菅原はアピールする。

 今回のシングルは選抜メンバーがこれまでの18人から12人編成へと大きく変わった。前作の選抜メンバーから北川愛乃(23)、青木莉樺(25)、太田彩夏(24)、入内嶋涼(25)、藤本冬香(26)、中野愛理(23)、鎌田菜月(28)、倉島杏実(19)の8人が外れた。握手会人気を伸ばして初の選抜入りが期待されていた中坂美祐(19)、荒野姫楓(23)、選抜返り咲きと見られていた原優寧(23)の名前もなかっただけにメンバーやファンの間で衝撃が走った。

「選抜から落ちてしまうとどうしても負の感情に陥ってしまうんです。それでもメンバーにも、その子を応援するファンの皆さんにも選抜になることをあきらめないでほしい。そのためにもまた目指したいと思われるような選抜でなければならないと思います」。

 こう語る菅原は実はSKE48史上最多となる3度の〝選抜落ち〟を経験している。2016年に19枚目シングル「チキンLINE」で初選抜となったが続く20枚目シングル「金の愛、銀の愛」では選抜落ち。17年2月に発売された2ndアルバム「革命の丘」では選抜メンバーに選ばれてジャケット撮影にも参加した。ところがミュージックビデオ撮影のタイミングで体調を崩したことで、選抜入りは白紙に。それでも22枚目シングル「無意識の色」(18年1月発売)で再び選抜に復帰。3作連続で表題曲を歌ったが、体調不良で休業した関係で25枚目シングル「FRUSTRATION」、26枚目シングル「ソーユートコあるよね?」では選抜外となった。

 これまでSKE48の選抜は握手会人気とリンクする傾向が強かったが、今回は若手メンバーを積極的に登用。フレッシュなメンバー構成はグループの新たな魅力につながっている。その一方で「好きになっちゃった」(23年7月発売)、「愛のホログラム」(24年2月発売)、「告白心拍数」(24年10月発売)と3作連続でのCDセールス50万枚突破に貢献しながら選抜入りを果たせなかったメンバーの中には複雑な思いを持つ者がいるのも事実。変革は痛みを伴うものとはいえ、SKE48最大のストロングポイントであるファンとメンバーの熱さが失われるようなことがあってはならない。

「SKE48って本当にいい子ばかりなんです。面白くてやさしくてみんなが一生懸命努力する。卒業を発表したけどメンバーとは離れたくないという気持ちがすごく大きい。心折れずに頑張ってほしいなって思うメンバーがたくさんいます。だからこそ、またみんなが〝選抜を目指したい〟と思うような選抜でなければいけないと思うんです。そう思われるように最後の力を振り絞って選抜メンバーとして頑張ります」。卒業までの半年で、アイドル活動の集大成を見せるつもりだ。