大関残留はなるか。大相撲春場所6日目(14日、大阪府立体育会館)、大関カド番の琴桜(27=佐渡ヶ嶽)が幕内千代翔馬(33=九重)を押し出して3勝目(3敗)。黒星先行の状況から星を五分に戻した。取組後は「(千代翔馬は)何でもやってくる相手。土俵際も、しっかり落ち着いていけた」とうなずいた。
昨年の九州場所では14勝1敗の好成績で初優勝。綱取りに挑んだ初場所は一転、5勝10敗と大負けした。初のカド番で臨む今場所も、苦しい土俵が続いている。部屋付きで指導する粂川親方(元小結琴稲妻)は「(大敗した)先場所を引きずっているところがある。カド番というのもあるし…。気持ちの部分は相当、大きいでしょうね。自信を失っている」と苦戦の要因を指摘する。
その上で「何とか勝ち越してもらわないと。相撲内容はともかく、白星が一番。どんな相撲でも、勝たないといけない」と悩める大関にハッパをかけた。祖父で元横綱の初代琴桜は生前、しこ名を孫に継がせるにあたって「大関になること」を条件に定めた。そのハードルを乗り越えて2代目を名乗る以上、ここで大関から陥落するわけにはいかない。
その琴桜は、翌日以降へ向けて「どんな状態でも我慢して、目の前の一番に集中してやっていく」。地位と名を守る決意をにじませた。













