コメンテーターの玉川徹氏が26日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、午前8時)に出演し、高校授業料無償化について提言した。

 自民、公明、維新の3党は25日に高校授業料の無償化を柱とする2025年度予算案の修正に関する合意文書に署名した。高校授業料無償化について、高校生のいる世帯に支給される就学支援金は、2025年度から公立私立を問わず、所得制限なしで年11万8800円を助成。26年度からは、私立高生への所得制限を撤廃し、45万7000円に引き上げるとした。給食無償化は小学校を念頭に26年度から実現し、中学校でも「できる限り速やかに実現する」ことが盛り込まれた。

 玉川氏は少子化が進む中で「根源的なものは教育だと思うんですよね。人口が減っていく中で、一人ひとりの、知的レベルをずっと高めていかないと、いまの経済レベルは維持できないと思うんですよ。そういう意味で教育ってすごく大事だなと思っているし、投資だと思っています」と持論を展開。そうした観点から「無償だというのは全体として良いと思っている」とした。

 一人ひとりの知的レベルを高めていくという事に関しては「学力の低い子供も切り捨てないで、全部、一定レベル以上には教育が引き上げる。本当に優秀な子は高校生から大学なんかが一部受け入れて、どんどん伸ばしていく。そういうふうなことをしなければいけない」とも提言した。

 ただ、今回の無償化だけでは問題もあるという。玉川氏は「公立高校、入る人は無償化になるかもしれないけど、学校に何か新たな予算が付くわけではないんですよ」と、無償化で公立高校は先生を増やすわけではないと指摘する。

 その一方、「私立高校に関しては、どうしてもその高校に行きたいって人が行っているわけだから、お金払ってでも行きたいって言っている人。ということは、おカネを支給してしまうと、上げてきますよね、私立高校」と無償化になったことで、学費アップの可能性を示唆。「上げると、上げた分をさらに教育に投下できるので、さらに私立高校っていうのはいい教育ができるようになる。だから格差は開いてしまうと思うので、これだけではやっぱりダメだなと思います」と議論の余地が必要と訴えた。