オンラインカジノをめぐるNPBの「自首しろ」宣告に芸能界が戦々恐々となっている。

 令和ロマン髙比良くるま、ダイタク・吉本大、9番街レトロ・なかむら★しゅんら吉本芸人から始まったオンラインカジノ問題が球界にも波及した。オリックスの山岡泰輔投手(29)が過去にカジノライセンスを持つサイトが運営するポーカーゲームのトーナメント大会に参加していたことが発覚。

 NPBは21日に声明を発表し「他の競技の元五輪代表選手や芸能事務所の所属タレントの問題が報道されている昨今の状況も踏まえ、同20日、同球団も含むプロ野球全12球団に対して、所属選手及び監督・コーチ、スタッフなど関係者にオンラインカジノの利用は違法行為にあたることを各球団内で改めて周知徹底するよう求めたほか、当該関係者に向け、過去にオンラインカジノを利用したことがあれば自主的に名乗り出るよう呼びかけることを要請しました」と〝自首〟を呼びかけた。

 NPBの動きに芸能界も呼応できるか。

 中堅芸能プロ関係者は「本来そうあるべきだが、現状は厳しいのではないか。関与を素直に認めた令和ロマンくるまは活動自粛し、仕事も大半が吹き飛んだ。事務所の損害は億単位だろう。アレを見ると、自分から『私もやりました』とは言い出しづらいと思う」と指摘する。

 とはいえ、マスコミが報じたあとに対処すれば、「隠蔽していた」とイメージ悪化は避けられない。関係者はジレンマを抱えている。

「水面下では有名オンラインカジノで常習的に遊んでいた芸能人の名前が取り沙汰されている。主演級俳優に元男性トップアイドル、40代女優など、いずれも実名報道されれば大騒ぎになる。芸能界全体がピリピリしている」(同)

 捜査当局のターゲットは有名人ではなく、オンラインカジノの〝胴元〟として荒稼ぎする犯罪者集団だ。彼らの中には警察が壊滅を目指す「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」とつながりがある者もいる。

 怖いのは戦々恐々とする当事者感情を逆手にとって、さらなる悪事を働くことだという。捜査関係者が警鐘を鳴らす。

「オンカジにハマっていた芸能人はリスト化されている。それを使って『金を払わなければバラす』と脅したり、いくらか払えば『表には出さないようにする』と持ち掛けることは十分考えられる。違法性のあるモノに手を染めれば、こうしたリスクが発生することを覚えておいて欲しい」

 芸能界の自浄作用が問われている――。