昨年12月30日に急速進行性間質性肺炎のため73歳で死去した歌手・八代亜紀さんのお別れの会「~ありがとう…これからも~」が26日、東京・西蒲田の片柳アリーナで営まれた。

 音声合成技術を使用してAIで生成された八代さんのナレーションでいお別れ会ハスタート。2020年に八代さんの希望で音声データを作成しており、今回のためにナレーションが作られた。

 参列した歌手の五木ひろしは八代さんと初めて会ったときは自分自身も売れないころだったという。「僕自身、レコードがなかなか売れない時代にクラブで歌っていたころ、八代さんがその店で歌うと入ってきたんです。歌の伴奏をしたのが最初でした。本当に魅力を感じました」と八代さんの独特のハスキーボイスに魅了されたという。

 1980年には、日本レコード大賞などの賞レースで八代さんの「雨の慕情」と、五木の「ふたりの夜明け」がヒットし、どちらが賞を取るかという「五八戦争」でも話題となった。五木は「あれはね、僕たちがというよりも、マスコミが作り上げてくれたわけですけれども」と言いながらも「戦う相手にまで彼女は成長してきたということを含めて、後輩であり、妹分であり、良き仲間であったと思います」と振り返った。

 また、同時期に歌手として共に歩んできた小林幸子は「40年一緒にいたけど、怒ったり不機嫌になったりしたのを見たことがない」という。唯一、不機嫌そうな顔をしたときは「八代さんのお家で一緒に食事をしているとき、遅いから帰るねっていうと、泊っていきなよって言われるんですよ。でも、帰るねって言うとすごく不機嫌になったりしましたね。寂しがり屋なんですよね」と意外な一面を明かした。

 2021年には番組で共演したのをきっかけに「肖像画を描いてもらった。いまで私の宝物です。飾ってあって、毎日見ています」と語った。