大相撲春場所10日目(19日、大阪府立体育会館)、幕内大の里(23=二所ノ関)が新入幕の尊富士(24=伊勢ヶ浜)に押し出されて2敗目。取組後に大の里は「本当にダメ。立ち合いで集中できなかった」と悔しい表情を見せた。

 1月の初場所で新入幕を果たし、11勝を挙げて敢闘賞を受賞。今場所は全勝の尊富士に次ぐ2敗で、新大関の琴ノ若(佐渡ヶ嶽)と並んでいる。

 快進撃を続ける大の里だが、師匠の二所ノ関親方(37=元横綱稀勢の里)は「まだ完成度は10%。土台がないと育たないし、四股も不十分なので『腰割って、四股踏んで』と(基本を)言い聞かせている。(取組での)がむしゃらさは評価できるけど、立ち合いがまだまだ」と厳しい評価を下している。

 初場所は横綱大関に連敗。11日目は琴ノ若との一番で、リベンジを狙う。二所ノ関親方は「経験が物を言わせるのが大相撲だし、横綱大関を目指すなら経験が必要。横綱大関戦を1場所経験できたから、今場所はもっと良くなる。まだまだ若いし、いい方向に進んでくれたら。感覚をつかんで、負けない相撲が取れればいい」と期待を寄せた。師匠からの言葉を胸に、雪辱を果たせるか。