昨年大みそかの夜に肺塞栓症のため他界したタレント・中村メイコさん(享年89)を「乾杯で送る会」が18日、都内で開かれた。

 メイコさん最後のテレビ出演は、1月29日放送の長寿番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)。収録は亡くなる6日前、昨年12月25日のクリスマスだった。

 メイコさんは歌手のジュディ・オングと共演。たまたま同じ収録日だった阿川佐和子(70)はこの日、楽屋へあいさつに行った時のことを明かした。

「ジュディ・オングさんも『ママ、ママ』って言って、いろんなお洋服とか着物とか(メイコさんから)いただいてたりって話をしてて。(メイコさんが)『今度取りに来てね』なんて言って、『あなたも同じぐらいのサイズよね』なんて言って、それで『私も一緒に(取りに)行きます。年明けたら行きましょうね』ってジュディさんと話してたら…」

 長女の作家・神津カンナさん(65)が送る会で代読したのは、黒柳徹子(90)の弔辞。その中で、黒柳もクリスマスの収録について触れている。

「それにしても、あなたは『徹子の部屋』に出てくださる時、必ずプレゼントを持って来てくださったわね。アクセサリーとか、お化粧品とか、お洋服とか。でも不思議なことに、最後にいらした時だけ、おみやげなかった。いつものあなたなら『ごめんなさい、おみやげ今日は、忘れちゃった』とか、そんなふうな言い訳があるはずなのに、最後の日は、おみやげもなく、言い訳も、なかったわね」

 その弔辞の書き出しは、こうだった。

「『私のお葬式の弔辞は、あなたが読むのよ。そう決めたから絶対よ』 あなたは、いつも私にそう言ってたわね。『徹子の部屋』にあなたがいらして、その6日後に亡くなった時、私は本当に驚いたのよ。人間は亡くなる6日前にテレビに出て、弔辞のことも約束して、普段と変わらずに、いつもの声で『絶対よ!』なんて言えるものかしら、と思ったから。『私は2歳半から女優やってるからあなたより芸歴長いでしょ。だから、あなたより先に死ぬから、あなたが弔辞読むの』。有無を言わさず、楽しそうに、あなたはそう言ったの」

 合掌。