大関デビューを白星で飾った。大相撲春場所初日(10日、大阪府立体育会館)、新大関琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)が幕内熱海富士(21=伊勢ヶ浜)をはたき込んで白星発進。取組後は「いつも通りです。まだ始まったばかり。大関と呼ばれて? 花相撲で聞いてますから」と浮かれることなく表情を引き締めた。

 この日の土俵入りでは母校・埼玉栄高から贈られた黒を基調とする新たな化粧まわしを披露。「ありがたい。気持ちが引き締まるし、うれしい気持ちがある」と感謝の思いを口にした。

 この日は横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)、大関霧島(陸奥)、大関豊昇龍(立浪)が黒星を喫し、念願の初優勝へ向けて大きな〝アドバンテージ〟を得た格好。新大関は2日目以降へ向けて「しっかり気を引き締めて、やることをやる。(大関に)上がったからと言って、何かが変わるわけではない。また上を目指してやっていくだけ」と静かに闘志を燃やした。