アイドルグループ「A.B.C-Z」の橋本良亮(30)が27日、都内で行われた「連続ドラマW 坂の上の赤い屋根」(WOWOWで3月3日から)完成披露試写会に出席した。

 橋本が演じるのは、18年前に恋人の女子高生と2人で彼女の両親を殺害した死刑囚・大渕秀行。裁判中に大渕が書いた自叙伝の編集者(桐谷健太)、その自伝をモチーフに小説を考えた新人作家(倉科カナ)、大渕の獄中結婚相手(蓮佛美沙子)らの〝心の暗部〟と、事件の真実が明らかになっていくという話だ。全5話。

 重い役どころのオファーを受けたときを、橋本はこう振り返った。

「撮影の1か月半前ぐらいに、この二言ですよ。マネジャーさんから『死刑囚役。痩せてください』で終わったんですよ。〝え~〟と思って。『これ、どんぐらい痩せればいいのかな』とか相談したんですけども、『いや、結構減量しないとまずいかも』『いや、1か月半で間に合うかな』ってちょっとドキドキしたんですけども、なんとか1か月半で13~4キロ落とすことができましたね」

 そのかいあって、プロデューサーも「撮影が進むうち、カメラが回ってないところでも、大渕そのものが宿ってるようだった」と絶賛。MCが「ト書きというか原作というか、映像の中でも『欠点がないようなきれいな顔』という表現もあって、ご自身でもハードルが高かったとコメントされてましたが」と振ると、本人は「いや正直プレッシャーとの戦いでしたね。そういうふうに言われるの、慣れてないので」と謙遜した。

 また「あの過去があったから今がある」というエピソードを聞かれた橋本は、途中からグループに加入た2週間後にライブがあると聞かされたときの思い出を披露。

「僕、入ったばっかなんで、元のA.B.C-Zの曲そんな分かんなかったし、踊りも全然知らなかったんですよ。だけど、1日で15曲ぐらい振り付け覚えて、曲も自分のパート覚えて。それがあったからこそ、〝これができるからもう後のことは絶対できる〟って思いながら毎日やってますね」

 これには桐谷も「毎回急やな」と突っ込んだが、急な変更に救われたキャストもいる。

 蓮佛は「『死ねばいいのに!』って叫びながら、画用紙に描いた似顔絵をカッターナイフでズタズタに切り裂くみたいなシーン」でクランクアップするはずだった。ところが…。

「当日急にスケジュールが変わって、死ねばいいのにシーンを先に撮って、最後がまさかの橋本さん、大渕とのイチャイチャシーンになって。そう〝全然気持ちが違う〟と思って。真逆ですよね。すごい私はそれに救われた」という。

 蓮佛も重い役どころで、「結構こういう役って、終わった後もちょっと引きずるというか、暗くなったりする」んだそう。「けど、最後がまあイチャイチャって言っても皆さんご覧になったら〝えっ、これで?〟って思うと思うんですけど、ホントに今回つらいシーンばっかりだったので、最後がそのシーンで終われて…」と安堵したそうだ。