「SMILE―UP.」(旧ジャニーズ事務所)所属タレントの新規起用に日本テレビが前向きな姿勢を示した。

 26日に同局で行った定例会見で取締役専務執行役員の福田博之氏は、故ジャニー喜多川氏の一連の問題への補償など対応が進んでいることを評価。その上で「昨年11月の当時に比べ、状況から新規の起用についても検討できる段階に入ったと判断している」とした。NHKは「我々が期待している動きに比べると少し遅い」として同事務所のタレントの番組が4月からなくなるが、日テレは日テレなりの見解を示した格好だ。

「受信料で成り立っているNHKと、視聴率でスポンサー収入が大きく変わる民放テレビ局では、評価に違いがあってもおかしくはないでしょう。特に日本テレビは視聴率3冠奪取というのが至上命題。視聴率が見込めるタレントを使うというのは当然の論理と言えます」(民放関係者)

 当初から日テレは起用に前のめりだった。

「まだ騒動が収まりきっていない段階でも『SMILE―UP.』のタレントは使うという考えでした。櫻井翔が同局のドラマや報道で以前と変わらずに活躍できているのも、その表れと言っていい。今や同事務所内では、日テレとそれ以外の局というぐらい扱いに差ができつつある」(同)

 もっとも起用したところで、どこまで視聴率に反映できるかは今後の推移を見守る必要があるが、それでも同関係者は「現在放送中の櫻井の主演ドラマ『新空港占拠』は若者のコア視聴率(購買意欲が強く、広告を届けたい層)が高いと評判。そういう番組を作っていかなければならないのが、民放の使命なんですよ」。

 背に腹は代えられないということか。