世界的指揮者で知られる小澤征爾(おざわ・せいじ)さんが6日、都内の自宅で心不全のため死去していたことが9日、分かった。88歳だった。

 小澤さんは桐朋学園中3年時に、指揮者の齊藤秀夫氏に弟子入り。桐朋短大を卒業後に渡欧し1959年、フランスのブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。その後、名指揮者のカラヤン氏に師事した。指揮者で作曲家のバーンスタイン氏に招かれ、米ニューヨーク・フィルハーモニックの副指揮者に就いた。

小澤征爾さん 息子の征悦とツーショット(2007年)
小澤征爾さん 息子の征悦とツーショット(2007年)

 73年にボストン交響楽団で東洋人初の音楽監督に就任。オペラの名門、ウィーン国立歌劇場でも2002年から10年まで音楽監督を務めるなど〝世界のオザワ〟として知られた。

 10年には食道がんと診断され、食道全摘出手術を受けたが、その後も精力的に活動。16年にはアルバム「こどもと魔法」がグラミー賞を受賞した。

 葬儀はすでに近親者で営み、後日、お別れの会を検討しているという。

ねば~る君と戯れる小澤さん
ねば~る君と戯れる小澤さん