「第66回ブルーリボン賞」の各賞が決まり、選考する東京映画記者会(東京スポーツなど在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)が24日、発表した。主演男優賞は神木隆之介(30)、助演女優賞は浜辺美波(23)。昨年放送のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で夫婦を演じた2人が揃って取材に応じた。

 神木が主演、浜辺がヒロインの「ゴジラ-1.0」は全世界での興行収入が140億円を突破した。神木によれば「何十回も見てくださっている方もいます」といい、「まだ見ていない方も、僕らが賞を取ったことで、興味を持ってくれたらうれしい」と話した。

「らんまん」で神木は植物学者、浜辺はその妻を好演した。「ゴジラ」の撮影は朝ドラよりも先に行われた。

 神木は浜辺との関係について「まだ『ゴジラ』の時はフラットだった」と振り返り、「『らんまん』ですね、いろいろ立ち位置が変わったのは。僕が年上なので(現場を)引っ張ろうとしたのですが、引っ張り上げてもらう感じになりました」と頭をかいた。

 ブルーリボン賞の主演男優・女優賞の受賞者は翌年の授賞式で司会を務める。神木は主演女優賞の吉永小百合(78)と「共演はない」といい、授賞式での司会に「めちゃくちゃ大役じゃないですか! 吉永さんに迷惑をかけないように、ちゃんと流れを頭に入れて頑張ります」と意気込んだ。

 昨年大みそか放送の「第74回NHK紅白歌合戦」で司会を務めた浜辺は、神木へのアドバイスを求められ、「カンペ」と回答。「ブルーリボン賞は『早く!』とか言われないだろうから大丈夫。来年楽しみにしています」とエールを送った。

 浜辺は、2歳の時から子役として活動してきた神木について「芸歴30年(弱)というすごみを感じます。物心がつく前からお芝居をしている人って、緻密な計算をしている中で感情を織り込んで。構造が分からないくらい複雑なお芝居や考え方をされる。すごいですね。神木さんの中でまた進化を重ねているなと思うと、バケモノができ上がってしまったなぁ」と称えた。

 2人は、映画の舞台あいさつなどで顔を合わせる機会が多かった。

大ヒット御礼白黒舞台あいさつで盛り上がる神木と浜辺。後方は佐々木蔵之介(左)と山田裕貴
大ヒット御礼白黒舞台あいさつで盛り上がる神木と浜辺。後方は佐々木蔵之介(左)と山田裕貴

 浜辺は「(昨年11月29日の)北海道のイベントで『もう会わないですね、バイバイ』なんて言っていたんですけど。ありがたいことに授賞式でまたお会いすることになるので、お別れはまだ先になりますね」とニッコリ。「2人で並んでいるところを見て『うれしい』と言ってくださる方も。そういう方への恩返しになる気持ちもあります」と話した。

各賞は以下の通り

作品賞=「ゴジラ-1.0」
監督賞=石井裕也「月」「愛にイナズマ」
主演男優賞=神木隆之介「ゴジラ-1.0」「大名倒産」
主演女優賞=吉永小百合「こんにちは、母さん」
助演男優賞=佐藤浩市「愛にイナズマ」「せかいのおきく」など
助演女優賞=浜辺美波「ゴジラ-1.0」「シン・仮面ライダー」
新人賞=黒川想矢「怪物」
外国作品賞=「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」