お笑いタレントのなべやかん(53)が21日、訃報が伝えられた電撃ネットっワーク・南部虎弾さんを偲んだ。

 やかんが南部さんに初めて会ったのは、デビューしてすぐのことだった。

「当時のマネジャーが職内(事務所を通さない仕事)をたくさん入れてくれて、電撃さんと一緒になることが多々ありました。電撃2軍(南部さんは電撃のジュニアと呼んでいた)の中野さん(現在は広島のゆるキャラ・ハートントン)とネタ見せで仲良くなり、その後も中野さんの本の帯を一緒に書かせてもらったり、インタビューされたりしました」

 南部さんとはいつも変なところで会い、特に多かったのが電車内だったという。

「地下鉄、山手線、総武線、小田急線…電車以外では、ある時、仕事関係の人とお忍びでご飯食べながら作戦会議しましょうということになり、隠れ家的なお店に行きました。店の扉を開けると、目の前に南部さんがお忍び食事してました。他にはお客さんがいなくて、われわれだけだったので、ある意味、お忍びになりました」

 マラソンをしていて途中でバテた際、電車に乗ろうと駅に行ったら、改札口で南部さんに会ったこともあった。

「また会いましたね、というのが、われわれのあいさつでした。怪しいスポンサーのウェブ番組に行った時、撮影が終わり帰る準備をしていると次の収録ゲストが来たので、誰かなと思って顔を見に行ったら、南部さんでした。『また妙な場所で会いましたね』とあいさつをしました」

 最後に会ったのは小田急線内だった。

「下北沢から電車に乗ると、南部さんがいました。新宿まで近況を話し、別れ際に南部さんが『一緒に写真撮ろう』と言って撮りました。南部さんと写真撮ったのは、ハートントンの本の時とこの時だけだった気がします。『最近、南部さんに会わないな』と思うと3日以内に必ず会える、それが南部さんだったので、もう会えないのが寂しいです」と南部さんとの関係を振り返った。