「旅の終りに」などのヒット曲で知られる演歌歌手の冠二郎(かんむり・じろう、本名堀口義弘=ほりぐち・よしひろ)さんが1日、心不全のため埼玉県の病院で死去していたことが11日、明らかになった。79歳だった。告別式は近親者で行った。
高校卒業後に歌手を目指して上京し、1967年に「命ひとつ」でデビュー。77年発売の「旅の終りに」でブレークした。92年の「炎」では「アイ アイ アイ ライク 演歌」というフレーズで幅広い支持を集めた。日本演歌大賞演歌スター賞や日本有線大賞有線音楽賞を受賞。NHK紅白歌合戦にも計3回出場した。2022年5月にシングル「夫婦してます」をリリースしたものの、その年の秋に体調を崩したという。
「入退院を繰り返していました。コロナ禍になると出歩く機会が減り、足腰も弱くなったそうです。また、糖尿病なども患っていました」(芸能関係者)
冠さんと言えば、デビュー時に年齢を5歳サバ読んでおり、後に発覚したことがある。
ある音楽関係者は「千昌夫がずっと『冠くん』と呼んでいましたが、『いきなり先輩になってしまった』というのは冠さんのコンサートの鉄板ネタでした」と話す。
また、カツラ疑惑が浮上した時には、新曲発表会見などで記者に「引っ張ってみて」と自分の髪の毛を引っ張らせたこともあった。
「この疑惑もコンサートで面白おかしくネタにしてファンを笑わせていました」(同)
さらに、冠さんを慕い、応援する「ブラボー隊」というものもあった。
「冠さんが隊長です。日本コロムビアに所属していた女性演歌歌手はほとんど入っていたと思う。特に何をするわけでもないのですが、冠さんは直筆でメンバーの名前を書いた紙を持っていた。それだけ周りに人が集まるお人柄でした」(同)
多くの人から愛された歌手だった。












