川口オートの「スーパースターフェスタ2023 SG第38回スーパースター王座決定戦/スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯」は31日の12Rで決定戦が行われ、青山周平(39=伊勢崎)がV。完全Vで5回目のSS王座タイトルを獲得した。

 最終日は朝方に降った雨の影響が残り、最終レースまで2角が濡れたままの不安定走路となった。11Rまで多くの選手が走路攻略に苦しみ、2角で滑らせ着順が変動するシーンも続発していた。

「先頭に立ってからもっとペースを上げたかったけど、早く突っ込むと返ってこないし、どう走っていいか分からなかった。車よりも走路の状態を把握する方が大事でしたね」

 一時は鈴木圭一郎に外から迫られ、抜かれそうになったがしっかりこらえた。その後、一時は後続を引き離したが、最後にまたしても鈴木に迫られる辛勝劇だった。

 青山1枠、鈴木3枠は昨年と全く同じで「昨年は1枠を取ってSを行けなかったのがすごく悔しくて、そこからやり直してきた。まあ、忘れ物を取り返しに来た感じって言えばいいですかね」とおどける余裕もみせた。

 この1勝は記録ずくめの優勝で年間最多勝利記録更新となる97勝、そして優勝賞金3100万円を加算して5回目の賞金王獲得となった。SS王座がトライアル4戦制になってから初の完全Vも成し遂げ「最高の結果でしめくくることができた。今年を上回るのは相当難しいと思いますけどね」との言葉が今シリーズの充実感を物語っている。

 30代最後の年に選手生活最高の結果を残し「年齢には勝てないし、毎年高いモチベーションを持って戦えるようにしたい」と語る姿は実に落ちつき払っていた。