元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が20日、TBS系「THE TIME,」にVTR出演し、自民党の裏金問題を捜査する〝古巣〟にハッパをかけた。

 特捜部は19日、政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで、安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の事務所を家宅捜索。両派とも、特定の会計責任者が同じ政治資金収支報告書への不記載を続けてきたとされる。

 とりわけ特捜部が注力するのが安倍派で、会計責任者だけではなく、捜査対象期間に派閥の事務総長を務めた議員への追及も強めている。

 政界の闇にメスを入れた特捜部は国民から期待をかけられている。若狭氏は「派閥側の政治家を誰も起訴できない、単に会計責任者だけ起訴して終わりということになれば、特捜部としては敗北になる。国民から批判を受けるということにならざるを得ない」とゲキを飛ばした。

 家宅捜索まで時間がかかったことで派閥側の証拠隠滅を心配する声も上がっているが、若狭氏は「証拠隠滅したら、メールなどのデジタル的なものは全部復元する」と説明。証拠隠滅したことで悪質さが増すことになり「なぜ証拠隠滅したか。やましいところがあったんでしょということになる。特捜部はそこをついていく」と言い切った。