俳優の杉良太郎(79)が9日、都内で行われた「第63回全国矯正展」に出席した。

 オープニングセレモニーには、特別矯正監の杉の他、矯正支援官を務める落語家の桂才賀(73)、タレントのコロッケ(63)、女性ボーカルデュオ「Paix2」の井勝めぐみ、北尾真奈美、そして警察庁の特別防犯支援官である、元乃木坂46でタレントの山崎怜奈(26)も出席し、テープカットを行った。

 あいさつの中で杉は、「15歳から刑務所と関わってきて、そろそろ65年経ちますが、役所仕事で変わり映えがしないと思うことも多々あります。今日やらせていただくにあたって、まだまだ時代遅れかなと。はっきり言ってそう思います」と厳しい意見を述べた。

 その後の囲み取材でも、シビアな視点を崩さず。「受刑者が出所した時に即戦力になれるようにならないとね。人出不足が問題になっている訳だから、資格を取ってもらったり、手に職をつけてもらったりしないといけない」と指摘すると、「平たく言うと、刑務所の〝株式会社化〟を進めるべきだと。今まで通りやっていると時代遅れになる」と改革を求めた。

 そして今回の矯正展の出展内容についても持論を展開した。「何でもある世の中だから、来た人がとにかく欲しくなるようなものがなければ、いくら広報をしてもね…」と分析。「僕はここのところ(出展商品を)買ってないもん。昔は2、300万は買ったよ」と告白し、展覧会側への奮起を促した。

 その上で杉は、「商品だけでなく詐欺の問題や、少年の更生に関する展示もありますから、見聞を広める上ではいいかもしれない。あとはなるたけ品質がよくていいものを買ってもらいたいね」と冷静に矯正展の見どころをアピールしていた。