俳優の杉良太郎(79)が2日、KAAT神奈川芸術劇場で行われた「FIDA GOLD CUP 2023」に登場。審査委員長を務めたDA PUMPのKENZOらとともに熱戦を見届けた。

 一般社団法人日本国際ダンス連盟FIDA JAPANの名誉会長を務める杉が、高齢者が身体的にも精神的にも健康でいるための取り組みの1つとして同連盟に「ダンス健康クラブ」を創設した。現在19都道府県26チームの「GOLD世代」(65歳以上のシニア世代の総称)が登録、活躍中。昨年から開催しているこの大会で、全国から集結したチームが優勝をかけて戦いを繰り広げた。

 オープニングではKENZOが「元気ですか!」と声をかけると「この前のバスケットの試合で大逆転劇があったじゃないですか。今日それを彷彿とさせる瞬間がありました。会場に入った時、出場者の皆さんが背中で〝覇気〟をはなっていて。今日のイベントは間違いなく世界でも盛り上がるイベントだと思います!」と出場者にエールを送った。

 その言葉通り、横浜の地で気合の入ったパフォーマンスを披露するGOLD世代の面々。「技術・振付」「表現力」「活力」「衣装・ヘアメイク」「完成度」の5つに加えて、出場メンバーの年齢に配慮した「GOLDポイント」を加えた審査項目で総得点を争うと、見事に優勝したのは青森県から参加した平均年齢が71歳のチーム「YDK65」となった。

 このチームは詐欺に対する注意喚起など、パフォーマンスのメッセージ性も評価されての受賞となった。詐欺撲滅プロジェクトチームの一員であり、警察庁特別防犯対策監も務める杉は「特殊詐欺について音楽のメッセージを送りつつダンスを楽しんでいて、そうやって取り入れてくれるんだなって思いました。ダンスで特殊詐欺についてやってくれるチームがあと2つ、3つあれば警察庁でもイベントをやりたいね」と微笑んだ。
 
 実は大会前に参加者にアドバイスを送っていたようで「80代であろうと、90代であろうと、10代の気持ちでやろうよと言いまして。心の持ちようだと思う。自分の歳を忘れることが大事だと思います」とその内容を明かした。言葉通りはつらつとしたパフォーマンスを見せた出場者には「高齢化社会と言われて増すが、歳じゃない。長生きしていくにはリズムを入れることが大事。お食事作る時もリズムで作る。歩いている時もリズムで歩く。それが若さの秘密です」と、これからもダンスを生かして健康管理に務めてほしいとメッセージを送った。

 ちなみに来年は100歳以上のダンスコンテストも開催したいと意気込んでいるようで「100歳以上でヒップホップが踊れる方。この取り組みは世界で初めて」とアピール。KENZOは「高齢化社会って言われてるけど、ステージに立った方の熱量は凄かった。優勝チームの方が『こんな場所で写真を撮られたことはない。一生の思い出になった』って言っててこの大会は間違いないなって思いました」と大会を総括した。