ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)とWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)の4団体統一戦(12月26日、東京・有明アリーナ)を前に、早くもモンスターの次の対戦相手に注目が集まっている。

 米老舗メディア「ザ・スポーティング・ニュース」は「ロベイシ・ラミレスは井上尚弥と戦うのか? キューバのスターがモンスター史上最大の試練となる」と題する記事を掲載。「井上がタパレスを破れば、ボクシング史上初のスーパーバンタム級4団体統一王者となる」「井上は2試合でこの階級を一掃することになるため、スーパーバンタム級での選択肢が非常に限られてしまうことになる。前バンタム級王者のルイス・ネリは十分に魅力的な選択肢だが、それは1試合にすぎず、井上は十分な挑戦を受けるために階級を上げざるを得なくなるだろう」と今後の見通しを示した。

 その上で、かねて井上の対戦候補とされるWBO世界フェザー級王者ロベイシ・ラミレス(キューバ)との試合実現の可能性について「一言で言えば『イエス』だ。両者ともトップランク社がプロモートしており、それぞれの試合はESPN(米スポーツ専門局)のプラットフォームで放送される。ラミレスは井上対フルトンの前座で世界戦を行い、清水聡を5ラウンドで撃破した。井上対ラミレスは日本ではビッグイベントとなるだろう」と記した。

 さらに同記事では両者が対戦した場合の勝敗の行方にも言及。「井上が優勢と考えるのが現実的だろう。この怪物は、マニー・パッキャオの全盛期のような評価を得ている。井上のボクシング・スキル、圧倒的なスピード、そして何よりもパンチ力は同等とみなされる」とモンスターの実力を高く評価する一方で、次のような指摘もしている。

「しかし、歴史が物語るように、階級はいずれ偉大なチャンピオンに追いつく。パッキャオはウエルター級で大勝を収めたが、KOはなくなり、スピードとリングセンス、そして手数に頼らざるを得なくなった」「階級が上がるにつれて、井上の任務は常に厳しくなり、リスクも高くなる」

 果たしてモンスターと〝キューバの至宝〟の対戦は実現するのか。