ボートレース三国のSG「第26回チャレンジカップ」(優勝賞金3400万円)は26日、12Rで優勝戦が行われた。4号艇の地元・今垣光太郎がピット離れで遅れ、回り込んで4コースへ。意外な進入で始まったレースだったが、1号艇の片岡雅裕(37=香川)が峰竜太の攻撃を封じて逃げ切りV。自身2回目のSG優勝で、グランプリ出場権も勝ち取った。

 抜群機が実績通りの成績を残せない中、片岡は平凡機で着実にポイントを重ね〝気がつけば〟予選2位通過。準優では予選トップ通過の今垣光太郎が2着に敗れ、優勝戦1号艇を手に入れた。

 SG初優勝を飾った昨年8月の浜名湖メモリアルを思い返せば、優勝戦は6号艇。1号艇=インの菊地孝平がSで遅れた上に3号艇・新田雄史と4号艇・白井英治がF。結果的には繰り上がりVとなったが、冷静に最内を差し、バック2番手で出てきた片岡の勝負強さが引き寄せたVだったともいえる。

長嶋万記(左)、平山智加(右)に祝福される片岡雅裕 
長嶋万記(左)、平山智加(右)に祝福される片岡雅裕 

 今回も、優勝戦までの流れは片岡の〝勝負運〟と〝勝負勘〟でたぐり寄せた。しかし、優勝戦は予想外の進入となり、緊張を強いられるレース。ここで5人のSGレーサーを向こうに回して堂々と押し切ってしまうのだから、度胸と技量も卓越していることを証明した。

「絶対逃げると…。あまりごちゃごちゃ考えず、優勝だけを目指していました」

 レース前の心構えはシンプル。気持ちは前向きに、あとは体が勝手に動くというスタイルだ。

「1回目(のSG優勝)はたまたまだったんで、1号艇の今回は気持ちが違いました」

 自力で制した2回目のSGで〝グランプリ出場権〟もつかんだが「今はホッとしているんで、まだグランプリのことは考えられない(笑い)」。この笑顔、グランプリでも実に不気味だ。