【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】11月17日第1試合 東1局0本場=内川幸太郎(サ)、白鳥翔(A)、東城りお(フ)、勝又健志(風)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。〝軍師〟や〝麻雀IQ220〟の異名を持つ勝又選手は自信がある手は極限まで攻め込む印象が強いため攻撃的な選手というイメージがついているのですが、私は守備寄りの選手だなと思っています。自分の手にちょっとでも不安要素があると甘えず、序盤からどんなリーチが来てもいいように備え、安全に進行しながら後半にテンパイを取るというシーンは多く見られます。この日の試合でもまさにその場面がありました。

 1巡目に中をトイツにした勝又選手ですが、3巡目に内川選手、東城選手と立て続けに切られた中をどちらも鳴きませんでした。中を鳴いたらリャンメンリャンメンとカンチャンのリャンシャンテンで、打点こそないですが、全くアガれなそうというわけではありません。1枚目でポンする人もいるでしょうし、2枚目までに鳴く人がほとんどだと思います。気になって麻雀AIのNAGAで調べてみても、鳴く寄りでした。

 一般的に鳴いた場合のメリットはスピードが上がることで、デメリットは打点が下がることです。確かに勝又選手の手牌だと、鳴いてスピードが上がったかというとあんまりというのが正直なところです。打点もほぼ1000点か2000点で、これぐらい安いならばもうちょっとアガれる見込みが欲しいですね。

 また2枚目を鳴くとなると、同巡2鳴きとなります。読みを大事にしている勝又選手にとって、これは見え方が良くない。高くも早くもないんだろうなと思われ、相手をやりやすくさせちゃう危険性があります。

 勝又選手は序盤のうちに自分の手牌にランクをつけ、それに沿って進行していくタイプです。中が2枚切れちゃったのでスリムに構えて、高い手に育った時だけ押し返そうという進行にしました。

 中盤にまず親の内川選手が先制リーチし、白を鳴いていた東城選手もすぐにテンパイ、一通を確定させるチーをした白鳥選手もテンパイします。対する勝又選手は中を落としていって危ない牌を切ることなくテンパイし、追っかけリーチ。内川選手から一発で出て、跳満の手に仕上げました。

手が育ったところで勝負
手が育ったところで勝負

 序盤、中盤は身を潜めていた勝又選手が終盤になって突然姿を現わすという場面は何度もあった光景ですが、こういう進行をしているからです。一見するとすごいツイていると思われがちですが、やはり進行、鳴き判断が優れているからこそつかみ取れたアガリなのです。