大相撲九州場所9日目(20日、福岡国際センター)、元大関の幕内朝乃山(29=高砂)が大関霧島(27=陸奥)に黒星。復帰2戦目で負け越しが決まった。大関に圧力をかけて攻め込む展開。相手が引いたところで一気に前に出たが、土俵際にはたき込まれて逆転を許した。
場所前に左ふくらはぎを痛めた影響で初日から休場。途中出場した8日目には大関貴景勝(常盤山)を撃破した。大関連破はならなかったが、取組後の表情は明るい。「前に攻められたので良かった。明日につながる。明日からが大事になってくる。負け越した後も一番一番、気を引き締めていきたい。落胆? ないです。一方的にやられたら落ち込んでいるけど、あと一歩のところだったので」と前を向いていた。