「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」が19日、東京・有明の東京ビッグサイトで行われ、藤井聡太八冠(21)が149手で糸谷哲郎八段(35)を破り、2年連続2度目の優勝を果たした。
対局を終えた藤井八冠は「こちらがどう打開していくかが難しい将棋だった。右から仕掛けていったんですけど、うまく切り返されて、飛車をさばかれたあたりは苦しいかなと思っていました」と序盤は苦戦。しかし「受けに回って反撃に出て竜を取ったあたりで、勝負できる形になったかなと感じました」と振り返った。
史上初の八冠の偉業を達成した2023年について「棋王戦、名人戦、王座戦と3つのタイトル戦に挑戦することができた。自分の思っていた以上に、良い結果が出せた1年だったと思っています。ただ、タイトル戦に目を向けると、うまく指せたところもあったんですけど、それ以上にうまく指せなかったところもあったかなと感じています。多くの方に注目して見ていただくことも多く、自分自身も充実して対局に臨めたと思っています」と総括した。
まさに充実の1年だった。「1年という単位で、どういう結果を残したいと考えているわけではありません。結果を振り返ってというよりは、対局に没頭している時が、一番充実感があると思っています」と話した。
今後については「今年のタイトル戦を振り返ると、王座戦をはじめとして苦しいシリーズも少なからずあった。来年の防衛戦も同様に大変な戦いになる。それに向けて、少しでも力を付けていけたらと思っています」と話した。












