コメンテーターの若一光司氏(73)が15日、読売テレビ制作の「かんさい情報ネットten.」に出演。宝塚歌劇団が公式サイトで公開している調査報告書(概要版)について言及した。

 今年9月に宝塚歌劇団・宙組所属の劇団員が急死したことを受けて、事実関係および原因を宝塚歌劇団が、劇団外部(弁護士法人大江橋法律事務所)にヒアリング調査を依頼していた。その結果をサイトに「調査報告書(概要版)」として公開。同番組はその報告内容について検証した。

 若一氏は調査対象者に切り込んだ。「OGがたった1人しか聞き取り対象になってない。内部の(劇団員の方たちは)上下関係のヒエラルキーがあれば、本当のことを言えるわけがないじゃないですか」指摘。

 調査に対する姿勢について「いじめが発生するような伝統的な土壌があったのかどうかは、もっと自由に発言できる人たちからヒアリングするべきです。それは辞めていった人たち。そういった方たちにヒアリングする事で土壌が浮かび上がってくる」と説明。続けて「それをほとんどやってないってことです!」と言い、さらに「繰り返し読んでも、真剣に真実を調査しようという意欲も真摯さも見えてこない!」と怒りをあらわにした。

 宝塚歌劇団の遺族に対する姿勢も糾弾する。「この対応を劇団側が繰り返すのならば、遺族は必然的に訴訟にいかざるを得ないわけですよ」と言い、続けて「損害賠償の訴訟だけじゃなく、場合によっては刑事事件としての告発にもつながります。そうなると、どちらがスタンスとして問題なのか明らかです」とピシャリ。最後に「ご遺族の思いをくむべきですよね」と語った。