大物司会者の関口宏(80)が1987年の放送開始以来、36年にわたり司会を務めてきたTBS系「サンデーモーニング」を来年3月いっぱいで卒業することになった。スポーツコーナーのご意見番だった野球解説者の張本勲氏(83)が卒業した後、関口のトンチンカン発言が目立つようになって限界説が浮上。他の司会者と比べて倍以上かかる年間1億円超のギャラもネックだった。

 関口は20日、「まだまだ自分は元気だが、世代交代というのも大事。4月からはBS―TBSで新しいことにチャレンジするので期待してください」とコメントした。4月からの後任はフリーアナウンサーの膳場貴子(48)が務める。

NHK時代の膳場貴子アナ
NHK時代の膳場貴子アナ

 関口の卒業理由の1つは、トンチンカン発言だという。TBS関係者の話。

「スポーツコーナーの『喝!』で知られたハリさん(張本氏)は、発言がよく炎上していました。2021年いっぱいで卒業すると、かねて不安視されていた関口さんのトンチンカン発言が目立つようになったんです」

 関口は昨年5月放送で、アメリカ・NBAの八村塁(当時ウィザーズ)について「最近あまり聞かない。今、あまり活躍してないのかな」と首をひねった。コメンテーターでプロ野球解説者の上原浩治氏から、ウィザーズがプレーオフ進出を逃してシーズンを終えたことを指摘され、「だから(名前を)聞かないんだ」とようやく理解した。

 ほかにも、コメンテーターがその競技を解説しても、「よく分からない」と一蹴し、スタジオを沈黙させるシーンがたびたびあった。

 テレビ番組の制作費は減少の一途をたどる中、高額ギャラもネックだった。「関口さんの『サンモニ』でのギャラは1回の出演で300万円ほどと聞いています」(同)

 毎年45回ほど出演。単純計算で300万円×45回=年1億3500万円のギャラが発生する。

 同局系「news23」「報道特集」のメインキャスターを歴任してきた膳場のギャラは、「1回あたりではなく年間契約で年3000万円ほどだといいます」(同)。

 関口は膳場の4倍ほどかかるわけだ。

 視聴率も厳しい。特にテレビ局が重視しているコア視聴率は悪い。

「世帯は10%超ですが、TBSが重視する10~40代の個人では他局のウラ番組に逆転されています」(広告代理店関係者)

 御年80歳。局内では「引っ張り過ぎた」と指摘されている。

 とはいえ、関口はテレビ各局の中でTBSと一番、関係が深い。同局系「クイズ100人に聞きました」(1979~92年)、「関口宏の東京フレンドパーク2」(94~11年)で司会として高視聴率をたたき出した。TBSの功労者であることは間違いない。