◇北山康介(33)東京支部103期

 2023年前期の6・99がキャリハイだったが、31日に審査期間が終了する2024年前期勝率で初の7点超も目前となっている。2023年前期→後期と6点台後半をキープ。そして、このペースなら2024年前期は7点台と安定した成績を残しつつ、ジワリと成績を伸ばしている。

「エンジンは出せている。悪いエンジンを引いても立て直せている。調整を大きく変えたわけではないが、外周りとペラでバランス良く仕上げた上で、若干に伸びに振っている感じ。これが成績につながっている」と好調の要因を自己分析する。

 今年は4優出1V。1月の多摩川、2月の江戸川のFで3月から90日間のF休み。6月中旬に復帰すると芦屋・優出3着→鳴門・準優1着(待機行動違反で賞典除外)→尼崎・準優6着→芦屋・帰郷→福岡V→多摩川・帰郷→宮島・準優6着→からつ・優出3着→鳴門・準優3着→戸田・準優6着→住之江・準優5着と11節に出場して9節で予選突破、3優出1Vと安定感が光る。

 この間の決まり手は「逃げ」=19、「まくり」=12、「まくり差し」=5、「差し」=2、「抜き」=2と「まくり」の多さが目立つ。「狙っているわけではないんですけどね。調整自体は状況に応じて使い分けています。伸びをつけられていることでまくりが多くなっているのかも…。ターンもそう変わっていない。乗り心地が悪くても伸びはついていけるので戦えています」と説明。バランスを取りながら伸びに寄せる調整が功を奏している。

 2012年1月の芦屋・新鋭王座決定戦でGⅠデビューしてから9節に参戦。予選突破は3回あるが、優出はない。今年も2月の江戸川・関東地区選ではFで賞典除外、3月の多摩川68周年記念も予選敗退に終わっている。「今年も2回、走っているけど。やっぱり思っている通りのハイレベルなレースだった。GⅠでももっと走りたいというのはある。そういうところで走って活躍したいし、優勝も狙っていきたい」。

 103期でGⅠV歴があるのは深谷知博、小野生奈、渡辺和将の3人。深谷はSGでも2Vと活躍している。「そういうのは気にしていないです」とマイペースを貫くが、勝率7点台となることが濃厚な北山も今後、GⅠの出場機会が増えてくる。ハイレベルな舞台での経験を積み重ねることでレベルアップのスピードが加速することは間違いない。

☆きたやま・こうすけ 1989年11月23日生まれ。東京支部の113期生。神奈川県出身。2008年11月に多摩川でデビューすると2戦目で初勝利。2017年11月の江戸川で初V。通算7V、同期に深谷知博、黒井達矢、渡辺和将、秋元哲、小野生奈、喜井つかさら。