“女芸人マニア”として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから“馬鹿売れ”しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回は、まだ結成から間もないのに今年の女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」で準決勝に勝ち進んだ、期待の女性コンビを紹介する――。

【プロフィル】
 コンビ名‥ももグミ
 所属事務所‥松竹芸能
 養成所‥松竹芸能養成所34期生(2022年3月卒業)
 結成‥2021年4月1日
 立ち位置左‥まるもももか
 生年月日‥2000年9月24日
 立ち位置右‥つぐみ
 生年月日‥2000年1月13日

 まだ結成2年半ですが、ショートカットのつぐみさんはコンビ結成直後の1年間、「新潟のかまぼこをアフリカに売りに行く」という仕事をしていて、1年間活動していない。なので実際には結成1年半ぐらいです。

 それなのに2人とも演技力と表現力が高い。台本も見やすく伝わりやすい。練習量が感じられるぐらい、きっちり演じるコントをやります。ネタも印象に残りやすいものが多い。今回は私が直接、2人に話を聞かせてもらいました。

 ――お笑いを始めたきっかけは

 まるもももか「もともと女優やタレントになるために養成所に入ったのですが、ネタ見せの授業が必修で、ネタをしてみたら面白すぎて楽しすぎてハマりました」

 つぐみ「嫌なことがあったとき、お笑いを見るとバカバカしすぎて悩みを忘れることができたので、そんな時間をつくれる人になりたいと思ったからです」

 ――コンビを組んだ経緯は

 まるもももか「養成所のネタ見せの授業で『コンビを組んでやってみよう』みたいな講座があり、余りもので組んだら気が合い、楽しすぎて正式に組むことになりました。ずっと笑ってます」

 つぐみ「お互い誰かから声がかかると思って待っていたら最後まで残り、結局2人で組むことになりました。真横で結構デカめのオナラできるくらい気を使わないので、気付いたらずっと組んでいます」

 ――松竹芸能を選んだ理由は

 まるもももか「女優やタレント、声優、芸人…何でもできると思ったからです。あと大きい事務所に入ってみたいと思いました」

 つぐみ「学費が安いのと吉本が怖かったから。吉本は今でも怖いです。陽パワーがすごいので。松竹は、活躍されてる女芸人さんが多いのも決め手になりました」

 ――演技力があるが、練習はどうやって?

 まるもももか「動きは意識して練習しています。2人で揃えるところや、動きのキレの良さ、強弱などを見てダンスのように練習してます」

 つぐみ「練習のために集まる時間はとても長いのですが、結局ご飯を食べちゃったり全然違う話をしてしまうので、結局普通の練習量になってしまいます…」

 ――過去に人前に出るようなことはされていましたか

 まるもももか「小学生の頃から人前で何かを披露するのが好きで、1人で披露集会でプリキュアを踊ったりしていました。そこから演劇の専門学校に通ったり…表現するのがとても好きです!」

 つぐみ「部活や課外活動などは特にしてなかったです。ただ授業中とかにずっと面白いことを言おうとしている、面白くない生徒でした」

 ――好きな芸人は

 まるもももか「渡辺直美さんです。動きや表情が面白く、ネタだけじゃなくトークも面白い。ずっとユーチューブでトークを見させていただいてます。一人でいろんなお仕事(プロデュースや女優など)をされていて、本当に憧れの存在です!」

 つぐみ「Aマッソさんとゆりやんレトリィバァさんです。今後どれだけ頑張っても、自分じゃ思いつけないようなネタをするので大尊敬してます。何回見ても面白いので同じネタを何度も見ます。私も『何回も見たい』と思ってもらえるようなネタを作りたいです」

 返答も誠実で好感が持てます。今年は「THE W」だけでなく、M―1グランプリでも1回戦を突破して2回戦に進出しています。

 ちなみに「THE W」の準決勝は11月13、14日に行われます。今年の年末、賞レースであっと言わせるコンビかもしれません。。

 ☆しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。