これまで〝トンデモ本〟扱いされてきた、いわゆるジャニーズ暴露本の価値が今、フリマアプリなどで急騰している。いずれも定価1000円ほどの本に数倍の値がつき、10倍以上の価格で取引されるケースも――。

「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が公式サイトで紹介している「ジャニーズ性加害問題について描かれている主な告発本」は計10冊。

フォーリーブス(左から)江木俊夫、北公次、青山孝、おりも政夫
フォーリーブス(左から)江木俊夫、北公次、青山孝、おりも政夫

「光GENJIへ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記」(1988年)は、メルカリやヤフオクで出品すればすぐ売れる状態。定価980円の本が1万円以上でも次々落札されている。

「8人目の光GENJI」(89年)は、ジャニーズ事務所に所属した少年7人の被害告白をまとめたもので、当事者の会代表・平本淳也氏もその1人だ。フリマアプリでは、出品価格が数百円から2000~3000円台と廉価だと落札される傾向だ。

「ジャニーズの逆襲」(89年)は、60年代前半のグループ「初代ジャニーズ」メンバー・中谷良さんの告発本。落札相場は1万円弱だが、ヤフオクやアマゾンでは価格が数万円する出品も。

「さらば!!光GENJIへ」(89年)も北さんが書き、70年代のグループ「ジューク・ボックス」メンバー2人の被害告白を掲載した。以前の相場は800円台から高くても1000~2000円台だったのが、今は倍以上になっている。

 平本氏の96年の著書「ジャニーズのすべて」は、「少年愛の館」「反乱の足跡」「終わりなき宴」の全3巻。性加害問題が表沙汰になる前は、メルカリで3巻セットが落札額2700円だったのが、今は1万円以上で落札されている。ラクマでも1巻数百円の落札価格が数千円に。

「ひとりぼっちの旅立ち」(97年)は、70年代半ばジャニーズに所属していた豊川誕(じょう)の自叙伝。出品数は少なく、以前は約3000円から6000円で落札されていたのが、現在約1万5000円で出品されている。

 逆に出品数最多なのが、光GENJIのメンバー候補だった木山将吾氏が書いた「SMAPへ そしてすべてのジャニーズタレントへ」(2005年)だ。少し前まで1万円しなかった落札額が、今は1万数千円以上。ラクマでは約3万円でも落札されている。

 ジャニーズ所属者でないライターによる暴露本も同様。「タレント帝国―芸能プロの内幕」、3巻セットの「二丁目のジャニーズ」とも取引額は跳ね上がっている。8月に出版されたばかりの「僕とジャニーズ」だけ、相場はまだ定価前後だ。