俳優の松村雄基(59)が20日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、20年間にわたって祖母を介護した経験を明かした。

 松村は1980年のテレビ朝日系ドラマ「生徒諸君!」でデビュー。80年代には大映ドラマの常連男優として活躍。昨年には自身が所属する事務所オールスターズ・カンパニーの社長に就任した。

 俳優として活動しながらも、祖母の介護に悩んだこともあったという。

 松村は「おばの家族と一緒に過ごしていました。夜、当番でおば、おじ、ぼくで日替わりで(祖母の家に)泊まるんですね。介助とか話し相手になるんですが、だんだんきつくなってきて、だんだん祖母に厳しく当たるようになってきて、あっち(祖母)もこっちに対して思い通りに行かないことをぶつけるようになってきて、だんだん厳しい関係になってきたんです」と回想した。

 祖母の認知も進んでいたこともあって、特別養護老人ホームにゆだねたという。

「プロにゆだねた結果、ぼくらも優しい気持ちで接することができた。あっち(祖母)も間にああいう方たちがいる関係上、気持ちが緩やかになった。お互い良い関係になった」と話し「医療関係の方やケアの関係の方にお世話になって良かったなと思いました」と笑顔を見せた。

 祖母は88歳で亡くなったという。「ぼくは九州にいました」と語り、最期はみとれなかったようだ。

 祖母の最後の様子を聞くためにおばに電話をしたところ「『施設の方が何も気づかないうちに眠るようだった』って言うんです。それが何よりで…」と語った。

 最近、若者が介護を担うヤングケアラーが問題になっている。

「一人で悩まないでほしい。つらい時に声をあげるべき。誰か必ず助けてくれる人がいるはずです。プロの手にゆだねることも選択肢のひとつです。全部自分で解決しようとせずに、誰かに弱音をはくということも必要なんじゃないかなと経験から思います。無理しないで、恥ずかしいと思わないで」と語りかけた。