日向坂46の影山優佳(22)が19日、東京国際フォーラム・ホールAで卒業セレモニーを開催した。

 影山は、2016年5月に前身グループ「けやき坂46」(通称・ひらがなけやき)に加入。一時は学業のため2年にわたって休業するが、復帰後は東大生たちにも引けを取らないクイズ力や元日本代表も認めるサッカーの知識を生かし、グループの知名度アップに貢献してきた。

 卒業スピーチでは、真っ赤なドレスに身を包んだ影山が登場。便せん6枚にわたって綴ったメッセージを読み上げた。

 今年の2月17日に卒業を発表してから5か月。「加入したばかりの頃の私も、高校の単位が足りなくて活動休止をした私も、自分のすべてだと思っていたものを失っていた頃の私も、今こうしてこんなにもステキな場所でステキな皆さんに私の卒業を祝ってもらえることを想像できてなかったんじゃないかなと思います」と、けっして平坦ではなかったアイドル人生を振り返った。

「先ほど挙げたような人生の分岐点の時間に深く谷底に突き落とされたような時間を過ごしてしまったこともありました。人は私を完璧だと言ってくれるけど、私は完璧じゃない。だからこそ完璧じゃないといけない、完璧にならなければならないのだと、完璧でなければ私じゃないのだと、常に私という存在に後ろめたさを感じていました」と吐露。「卒業(発表)してから今日までも、正直怖い思いを、悲しい思いをするなどして自分自身へ不安を感じることがよくありました。でも今はこんなにもこんなにも私のことを支えてくれる人が、直接であってもなくても応援の声をかけてくれる人がいるんだと、みなさんの力を借りて胸を張ることができています」と打ち明けた。

 昨年12月に耳の不調を抱えていることを発表し、ライブ出演を欠席することもあったが、「今でも少し後悔していることがあります。耳の特性でライブに不安を感じているとカミングアウトしたことです」と告白。「言ったことによって、皆さんが私たちのライブで感じてもらった幸せとか勇気とか元気とか楽しさの記憶が、影ちゃんに無理をさせてしまったのかもしれないなっていう申し訳なさの記憶に、私のせいでもしかしたら塗り替えられてしまったかもしれない。そんな人もいるかもしれないと思いました。本当にごめんなさい。今の状態で言うと、舞台を見に行くの好きだったり、あるいはライブの多くも観に行くことができる程度なんですね。もしかしたらこうやって立つこともできるかもしれません」と明かした。

 卒業後の活動については、「具体的にって言うと、どうなっていくかは私自身もわからないです。お芝居を見ることが大好きなので、そちらに踏み入っていくのかもしれないし、あるいはちょっと充電するかもしれないです。また不思議なようわからん資格とか見つけて勉強するのかなっていうこともあるかもしれないです」と現時点で未定であることを強調。

「それでも皆さん、どの未来になっても私を温かく見守っていてくれませんでしょうか? 見守らなくても、ちょっと頭の片隅にでも、脳内メーカー端のちょんくらいでも入れてもらえたらなって。そして日向坂をよろしくお願いします。日向坂はこれからです」と呼びかけた。