TBSの安住紳一郎アナウンサー(49)が11日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」に生出演し、自身がツイッターをやっていないことを伝えた上で偽アカウントに苦言を呈した。というのも、ツイート内容を巡って問い合わせが来たからだという。その背景には、同アナが問い合わせやクレームに敏感になっている事情もあるようで――。
ツイッター上には、アカウント名「安住紳一郎(Azumi Shinichiro).bot」という偽アカウントが存在(現在は削除)。アイコン画像には、腕を組み、斜に構えたスーツ姿の安住アナの写真が使用されている。
プロフィル欄には「1973.8.3 北海道出身 TBSアナウンサー。AB型。」と実際の安住アナのプロフィルが記載。自動発言システム・bot機能の設定だが、実際にリアルな話題を反映したツイートを行っていた。
例えば、9日に一部で報じられた人事に関するものだ。7月1日付で安住アナは「総合編成本部アナウンスセンターエキスパート職」という肩書のまま局長待遇から役員待遇に昇格するというニュースが流れた。すると、同アカウントは同日に「TBS史上、現役アナが役員待遇になるのは、私が初めてです」などとツイート。
先月31日に行われた「第60回ギャラクシー賞」のラジオ部門で、DJパーソナリティ賞を受賞した時も、同じスピーチ内容をそのままつぶやくなど現実とリンクしていた。しかも同アカウントにはフォロワーが約2・9万人と相当数いたため、〝本物〟と勘違いするユーザーが続出する事態になっていたのだ。
これを受け11日朝、TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」で、安住アナは「私はツイッターをやっていないんですけども、私の名前でつぶやいている人がいまして。私ではありません」と伝えた。
ツイート内容は、安住アナの過去の発言をつぶやいていると見せかけて、実際には発言していないものもあった。そのため「問い合わせが私の方にだいぶ来るようになりまして。スタッフの仕事が増えて、正直困っているという現状があります」と苦言を呈したのだ。
その後、同アカウントは削除された。
テレビ局関係者は「役員待遇になったタイミングでのツイート内容はまずかった。フォロワー数も多く、ツイート内容を『安住アナ本人が実際に過去に発言した』と勘違いするフォロワーも。アナウンサーは会社を代表する者でもあり、社のイメージに影響を及ぼすものだった」と話す。
今回、あえて否定コメントを出したのは安住アナ本人の事情も…。報道・情報番組で自身の主張を盛り込むと、視聴者から問い合わせが来ることに頭を悩ませているからだという。
広告代理店関係者の話。
「安住アナがニュース原稿を読み上げる時、ほんのちょっとでも自分の思いなどを発言すると『社員のくせに!』『主観はいらない』といったクレームの電話が局にかかってくるそうです。それを本人も把握していて、わずかであってもクレームや問い合わせには敏感になっているとか。一方で、ただ読み上げるだけなら『AIでいいのでは?』となってしまう。アナウンサーがどこまで言及していいのか、そのさじ加減に今も葛藤しているそうですよ」
役員待遇になれば、よりいっそう発言に重みが出てくるだけに、何とも難しいところだ。












