新人選手にスポットを当てる「Challenge! 新人選手紹介」。6月からは間もなく本デビューを迎える123、124期を紹介する。最初に取り上げる松田昂己(23=茨城)は、笑顔がチャーミングで趣味がお菓子づくりという愛されキャラ。また1人、〝強くて個性的〟な選手が登場してきた。
高校3年までサッカーに熱中。卒業後の進路を考えた時に、「父の知り合いの朝秀忠(引退=68期)さんのレースを見に行ったことがあったので、競輪は知っていました。体を動かすのが好きだったし、卒業後は競輪選手を目指そうと思いました」。
自転車競技の経験が全くなかったため日本競輪選手養成所の順位こそ下位に甘んじたが、記録会でA評価を取るなど身体能力の高さは随所で示していた。
そんな松田が一気に注目を集めたのがルーキーシリーズ第1戦の宇都宮だった。2、1着で予選を突破すると、決勝は同県の松崎広太(23=茨城)をマーク。松崎と荒川達郎(23=埼玉)が激しく踏み合うと、2角から自力に転じて後続の追撃を振り切り、123期生最初の優勝者となった。
「決勝に乗れただけでビックリしたのに、まさか優勝までできるとは思いませんでした」と一発ツモに驚きを隠せなかったが、勝負強さと強じんな粘り脚を存分に見せつけた。
続く松戸シリーズは警戒された影響もあったか決勝進出を逃したが「課題がいっぱい見つかったし、脚力不足なのもわかった。6月中に改善して、本デビューしたら9連勝できるように頑張りたい!」と大きな収穫を得た。
理想とする選手像には「すごく強かった時の師匠です(笑い)」と師事する伊早坂駿一(28=茨城)の名前を挙げた。伊早坂はケガの影響もあって今でこそ低迷しているが、先行一本でS級1班まで上り詰めた時のインパクトは絶大だった。
「あの時の師匠は、先行で番手選手をちぎっていたじゃないですか。あれ、めちゃくちゃカッコいいなって。自分もそういう選手になれれば。早く師匠と一緒に走りたい。できれば師匠も(S級に)上がってもらって、上で一緒に走れればと思っています」
松田自身も「ダッシュがない分、長く踏める地脚タイプ」で〝駆ければとにかく強い〟と言われた師匠のスタイルの憧れるのもうなずける。
自転車歴はまだ「4年くらい」と伸びシロは無限大。いずれ茨城を代表する選手になる可能性も秘めている。活躍することがケガに苦しむ師匠にとっても何よりの良薬となることだろう。
Q&A
――趣味は
運動、漫画を読む。あと、これはみんなに言うと笑われるんですけど、実はお菓子づくりが好きなんですよ(笑い)。
――よくつくるのは
フライパンでつくるチーズケーキですかね。フライパンにクッキーを敷いて、その上にチーズケーキの生地を流したら弱火で20分放置するだけで完成します。不器用だけど料理も好きですね。ユーチューブを見て、簡単に真似できそうだな、って思ったものはよくつくってます。
☆まつだ・こうき 2001年8月24日生まれ。168センチ、81キロ。茨城県龍ヶ崎市出身。取手松陽高校卒。師匠は伊早坂駿一(105期)。












