米総合格闘技(MMA)イベント「UFC」への登竜門となる「ROAD TO UFC(RTU)シーズン2」(27日、中国・上海)に出場するパンクラス・フライ級王者の鶴屋怜(20)が、日本人初となるベルト奪取の野望を語った。

 RTUではUFCとの契約を巡り各階級でトーナメントが行われる。8選手が出場するフライ級で優勝と契約を目指す鶴屋は「自分は、UFCの王者になることが目標なので必ず優勝しないといけない。今回は通過点だと思っています」と前を見すえた。1回戦で対戦するインドネシアの強豪ロナル・シアハーンについては「打撃の選手なんですけど、今まで通り自分のレスリングを生かして勝てればいい」と自信たっぷりに話す。

 その上で「相手がどういうレベルなのかしっかり自分の体で感じて、試合会場の雰囲気も経験して2回戦目はさらにパフォーマンス良くできるようにしてきたいと思います」と意気込み。さらに「そうやって様子を見ながらも一本、KOを狙いたいです。今まで全部一本かKOで勝っているので(トーナメントの)3試合も一本、KOで勝って、UFCと契約した時に9戦全勝全フィニッシュという戦績で行きたい」と拳を握った。

 その口調からも分かる通り、その目はしっかりとRTUの先にある〝頂点〟を捉えている。鶴屋は「日本人初のUFC王者になりたくて…。フライ級は日本人が強い選手が結構盛り上がって『UFCの初めての王者になるのは誰だ』みたいになっているので、そこで最初に王者になりたいですね。同世代のみんなが目指しているじゃないですか。だからこそ一番最初になりたい。ゆっくりはしていられないですね」と目を輝かせた。

 可能性しかない20歳はこのまま頂点まで無傷で突っ走れるか。