AKB48のチーム8が30日、神奈川・ぴあアリーナMMで「AKB48チーム8 春の総決算祭り 9年間のキセキ」の昼公演を開催した。

 この日の夜公演をもって9年の歴史に一旦幕を閉じ、活動休止するチーム8。昼公演では、現役メンバー29人に加え卒業生32人も駆けつけ、これまでの歩みを感じさせるステージとなった。

 ライブ幕開けは、チーム活動を体現する代表曲「47の素敵な街へ」。2014年に全国47都道府県の代表メンバーで結成されたチーム8。AKB48の「会いに行けるアイドル」ではなく、「会いに行くアイドル」を独自コンセプトに掲げ、全国各地でライブやイベントを行ってきた。
 
 東京代表の小栗有以(21)は「9年間の軌跡を見ていてください!」とお願い。北海道代表の坂口渚沙(22)は「9年たった今の集大成を見せられるように頑張ります!」。14年4月、埼玉・さいたまさいたまスーパーアリーナ公演でファンにお披露目されたが、当時を再現した衣装や髪型などでパフォーマンス。茨城代表の岡部麟(26)は「みんな身長伸びたね」としみじみ振り返った。

 20年3月に結成から活動をバックアップしてきたトヨタ自動車のサポートを終了。47人いたメンバーも卒業などで入れ替わりしながら、代わりの代表メンバーを置かない県も増え、現在は29人に体制になっていた。

 それでも2代目の鳥取代表として途中加入した徳永羚海(とくなが・れみ=16)は、お披露目された19年のチーム8全国ツアー愛媛公演について「ファンの皆さんが『れみちゃん!』と呼んでくれたのがうれしくて、思い出です」と懐かしそうに振り返った。

 メンバーはチーム8に在籍しながらA、K、B、4の各チームに兼任しながら活動してきた。AKB48の最新シングル「どうしても君が好きだ」では、センターを務める栃木代表の本田仁美(21)を筆頭に、選抜メンバー16人のうち6人がチーム8の出身。すでにグループをけん引する存在にもなっていた。

 アンコールでは現役メンバー29人で「サヨナラじゃない」と、卒業生を含む61人全員で「恋する充電プリウス~恋するファーチュンクッキー2~」を披露。歌唱後、現役時代はチーム8最年長で、京都代表だった太田奈緒(28)は卒業生を代表してあいさつ。涙ながらに「OGメンバーを呼んでいただきありがとうございます。久しぶりにチーム8の現場におじゃまさせていただくと、スタッフさんやファンの皆さんに本当に愛されてるんだなって思って…。すごく幸せだし、その一員として自分がいれたことができて本当によかったと心から思いました」と感謝した。