ボクシングIBF世界ミニマム級暫定王座決定戦(16日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に出場する同級4位の重岡銀次朗(23=ワタナベ)が14日、対戦相手の同級3位レネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)への怒りをあらわにした。

 世界戦を2日後に控えたこの日の予備検診でクアルトと顔を合わせた銀次朗は、対戦相手の印象を問われると不機嫌そうにこう言い放った。「ちょっとナメてるっすね。顔で分かる。なんで腹立ったっす。ちょっとニヤついたりとか、そういうところが、火ついたっす。まあでもそのくらいナメてくれた方がやりがいあるんで」。同日のWBC世界ミニマム級暫定王座戦に臨む兄・優大も「(自身の対戦相手であるウィルフレッド)メンデスよりクアルトぶん殴りたくなりましたね。コイツ態度太いなって。まあ弟の相手なんで」と同調。兄弟の目には、クアルトの態度が不遜に映ったようだ。

 体格的には身長とリーチで劣るものの「めちゃめちゃやりやすそうだなと思いました」と、勝利への自信は揺るがない。決戦当日は2016年に地元に大きな被害をもたらした熊本地震の本震からちょうど7年となる。銀次朗は「たまたま同じ日になったので。明るいニュースを届けるしかないなと思います」とキッパリ。兄弟揃っての世界王座奪取で、復興が進む故郷に元気と勇気を与えるつもりだ。