〝疑惑の判定〟の見解は? 元世界3階級制覇王者で「3150ファイト」のファウンダーを務める亀田興毅氏(36)が、無判定試合になり物議を醸したIBF世界ミニマム級タイトルマッチについて自身の見方を示した。

 1月6日の世界戦(エディオンアリーナ大阪)で王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)に同級5位の重岡銀次朗(23=ワタナベ)が挑戦し、3ラウンド(R)途中にアクシデントが発生。バラダレスの頭と重岡のアゴ付近が接触した。その後、王者が痛みを訴え、レフェリーが試合続行不可能と判断。まさかの展開にファンから王者への非難の声が相次いだ。

 この判定についてスローモーションでも動画を見返したという興毅氏は「(重岡の)ボディーも効いてたし(バラダレスは)めまいと聴力低下の症状から重岡の右フックで耳の鼓膜も破れたんだと思う」と指摘する。

 王者が故意にバッティングを行ったのではないかという見方については「鼓膜が破れてめまいがして前にかかんで、頭が当たった。あんなバッティングで鼓膜なんか破れないし、(バラダレスに)そこまで狙ってできるほどのテクニックあるとも思わないです」ときっぱり。重岡が王者に与えたダメージが、偶然のバッティングを誘発したとの見解だ。

 試合後、日本ボクシングコミッション(JBC)を通して統括団体のIBFに再戦要求を提出した興毅氏は「近々、何らかの回答がくると思います」と明かし、再戦の指令が出れば4月16日、東京・代々木第2体育館でリマッチを行うことを計画している。

 重岡は2日、興毅氏とともに都内のジムで会見し「気持ちの切り替えはできている。再戦が決まることを願って、次こそ倒して勝てるように、自分のボクシングを見直したい」。今度こそ力の差を見せつけてベルトを奪取するつもりだ。