村上春樹氏6年ぶりの長編新作「街とその不確かな壁」(新潮社)が13日発売され、ハルキストらファンを喜ばせている。

 2017年の「騎士団長殺し」以来となる村上氏の長編。新潮社のリリースによると1200枚の作品で「村上春樹が40年間封印してきた『物語』の扉が、いま開かれる…」とのキャッチコピーで紹介されている。

「40年間」は、1980年の「文学界」9月号に掲載された「街と、その不確かな壁」とタイトルがほとんど同じ作品の存在を指すとみられる。ネット上のフリマアプリではすでに3万円近くで落札された同誌もあり、ファンの関心の高さがうかがえる。今回の新作は43年前のこの作品を新たに書き直したものだと言われる。

 待望の新作にファンが書店に駆けつけたほか、リリースによると「村上作品の長編小説では初めて、電子書籍でも配信しています」とのことで、SNSでは「ひとまず電子版を購入した」「電子で初日から買えるなんて夢みたい」と利用者の声が上がった。紙か電子かは不明ながら、13日になって間もない夜明け前に「読了」を報告するツイッター投稿もあった。