元SMAPで俳優の草なぎ剛(48)のフジテレビ系主演ドラマ「罠の戦争」(月曜午後10時)が、27日放送で最終回を迎えた。

 民放連続ドラマ主演は2017年にジャニーズ事務所を退所後初で、6年ぶり。ジャニーズを辞めた他の〝辞めジャニ〟への門戸を開いたかに思われるが、まだまだ厳しいという。

「罠の戦争」は草なぎが主演した連ドラ「銭の戦争」(15年)、「嘘の戦争」(17年)に続く「戦争」シリーズ3作目。草なぎが演じたのは、20年間尽くしてきた政治家に裏切られた議員秘書で、権力を振りかざす不条理な政治家たちに壮絶な復讐をするリベンジ・エンターテインメントだった。

 視聴率は最終回前の10話までは8%程度で推移。今クールの連ドラの中でも好評だった。キャストがTikTokで披露した「罠ダンス」が広く浸透するなど、話題を呼んだ。

 これまで辞めジャニが連ドラに出演するのは、ハードルが高かった。草なぎは6年ぶりに連ドラ主演を実現させたものの、その流れが変わるのは厳しいという。

 制作会社関係者は「『罠の戦争』を制作したのはフジ系列のカンテレ(大阪)でした。ドラマの制作が決まってから、カンテレ上層部がジャニーズにわざわざ出向き、ドラマ制作について話したそうです。今後のカンテレでの、ジャニタレの番組出演についても話し合いがもたれたようで、ジャニーズに有利な条件が引き出されたそうです」と話す。

 草なぎがジャニーズを退所して6年たったが、まだ〝帝国〟におうかがいを立てなければいけないようだ。

「『罠の戦争』でもフジは、ジャニーズに気を使って及び腰でしたね。ドラマの初回スタート前に、草なぎが宣伝のためにフジの番組に出るかどうかもギリギリに決まったし、ドラマが好評でもフジは積極的に乗っかろうとしませんでしたから。民放にとってジャニーズはまだまだ大きな存在。忖度は必要でしょう。そこまで苦労して、辞めジャニを使おうとする局はないんじゃないでしょうか」(同)

 辞めジャニの眼前にそびえるハードルは、まだ高い。